フレッド・カヴァイエ監督。


『友よ、さらばと言おう』

シモンとフランクは、長年コンビを組んできた刑事。

ところが、シモンが車で人身事故を起こしてしまい、警察をクビになり、刑務所へ入ることに。

出所後は、離婚もして、すさんだ生活を送るシモン。

そんなある日、シモンの息子が殺人現場を目撃し、マフィアに命を狙われていることを知る。

シモンはかつての相棒・フランクの力を借り、マフィアに立ち向かおうとするが‥‥。


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手に汗握りましたねえ。

握った汗が伝わって出るほどに。


息子が殺人現場を目撃してしまい

犯人に狙われる息子を守るために、親父奮闘。

元刑事だとか

現役刑事に昔のよしみで協力を仰ぐとか

なんか、いろいろ聞いたような設定だと思ったのですが


アクションシーンの見せ方が、カッコ良くも恐ろしく。

人影の使い方が上手なんですな。

ああ!やばい!

志村後ろ!的な。


90分という、短めの作品でしたが

激しいアクションと

不器用で泥臭い親父の生き様

全体に漂う緊張感で

あっという間に、ラストまで引っ張って行かれました。


しかしなんと言うか

殺人事件の口封じのために子供を狙ってるくせに

人混みでも、ところ構わずドンパチ仕掛けてくるマフィアの不思議。

どこを隠したくて、どこをさらけ出していいのやら。

線引き難しいな。


そしてラストで、意外な秘密が明かされるのです。

こんな言い方したらアレですけど

よくある、「親父頑張る系サスペンスアクション」かと思っていたのですが

そのシーンで、グッと印象に残る作品になりましたよ。


この映画をすすめてくれた文化放送「グッモニ」スタッフの方に感謝。



☆個人的見どころ

 ・息子への愛

 ・撃って撃たれて

 ・そ、そんな秘密が‥‥