『奴隷区 僕と23人の奴隷』
退屈な日々を過ごす、フリーターの荒川エイア(秋元才加)。
数年ぶりに現れた双子の弟・太田ユウガ(本郷奏多)に誘われ、あるゲームに参加することに。
SCMという器具を歯の裏につけ、装着したもの同士が勝負すると、勝った方が負けた方を奴隷にできるというのだ。
SCMは全部で23個。持ち主はスマホで居場所を確認できる。
エイアとユウガは、曲者たちと戦いゲームを進めるうち、SCMの秘密を知ることに‥‥。
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主演は元AKB48の秋元才加さん。
そして「GANTZ」などに出演していた本郷奏多さん。
こういう頭脳戦・心理戦がベースの映画は、やはり大元のゲームのルールが肝だと思うのですが。
そのルールが、どうにも雑で。
主人と奴隷関係が決まってるのに、奴隷が単独行動の時に勝負を挑まれると、他の主人に奪われたりとか。
SCMは着脱可能で、奴隷でない限りいつでもリタイヤ可能だとか。
なにより、勝負を仕掛けられた側が、勝負内容を自由に決められるって、緩すぎではないかなと。
もっと、歯茎や頭蓋骨に食い込んで、ゲームが終わるまで絶対に外れないとか
奴隷が多ければ有利になるルールとか
勝負も、カイジばりの身の危険を感じるようなものであったりとか
(もしくは、ライアーゲームばりの心理戦とか)
そういう、「グロきついけど、ストーリーに入り込んで目が離せない」的なものを期待してしまいましたよ。
残念ながら、そういう部分は薄く感じてしまいました。
鳥居みゆきはハマり役でしたけどね。
なんと言っても、役名が「頭のおかしい人」ですから。
完璧!笑
かもめんたるの2人も出ていたけど、意外に出しろが少なくて残念でした。
もっと見たかったなあ。
この作品、携帯サイトで大ヒットした小説の実写映画化だそうで。
原作をだいぶは端折ったりしたから、急ぎ足になったとか。
そうパターンなのかなあ。
☆個人的見どころ
・頭のおかしい人
・しゃれたBGM
・斎藤洋介さんのズラ芸