名前はかわいく話は怖く。
『ポンペイ』
西暦７９年。古代都市ポンペイ。
コロッセオの奴隷戦士マイロは、偶然出会った富裕層の令嬢カッシアと、お互い惹かれあう。
しかし、カッシアは、ローマから来ていた議員の男から、強制的に婚約者に指名されていた。
マイロは、カッシアを連れて街を去ろうとするが、目論見は失敗し連れ戻される。
ちょうどその頃、ポンペイの街は、地震が頻発するようになっていて‥‥。
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「バイオハザード」シリーズのポール・Ｗ・Ｓ・アンダーソン監督です。
主演はイケメンのキット・ハリントン。
ヒロインは若い頃のキャメロン・ディアスっぽいエミリー・ブラウニング。
さすがポール・Ｗ・Ｓアンダーソン監督（長い）ですよ。
火山の噴火により、街が崩壊していくシーンのド迫力はさすが。
建物は崩れ、地は割れ、逃げ惑う人々の元に津波が押し寄せ‥‥
地獄絵図ですよ。地獄絵図。
ストーリーはもう、陸版のタイタニックというか。
金持ちの令嬢と、奴隷の男。
身分違いの恋に陥った２人。
紆余曲折あるが、街の崩壊という命の危機に、手と手を取り合って脱出を試みるという。
まるでタイタニック！
ただ、タイタニックもそうなんですが、「お前ら、出会ってすぐやろがい」と。
いや、タイタニックはまだいろいろ２人で経験してましたけど
ポンペイの２人は、それよりもっと繋がりが薄く。
「２人一緒にこの危機を乗り越えよう！」
と言うのには、なんだかちょっと説得力に欠ける気がしました。
そんな中で、僕が好きだったのは、マイロのライバルになる、黒人奴隷戦士のアティカス。
アドヴェール・アキノエ＝アグバエという役者さん。これまた長い！
マイロとカッシアの恋より、マイロとアティカスの関係の方に、僕は俄然グッと来てしまいました。
何やかんや余計なことも言いましたけど。
全体を通して観たら、僕は手に汗握って楽しく観ちゃいましたよ。
はてさて、２人の運命やいかに‥‥。
☆個人的見どころ
・崩れゆく街
・馬頑張れ
・アティカスかっくいい！