『キカイダー REBOOT』
日本政府は、治安の持のためのアンドロイドを開発する「ARK計画」を進めていた。
しかし、実験中にロボット工学の権威・光明寺博士が事故死してしまう。
計画は国防大臣と、光明寺のライバル神崎博士に引き継がれるが、彼らが創ろうとしているのは、戦闘力のみを重視した殺人ロボットだった。
その完成の鍵を握っているのは、光明寺博士の子ども達ミツコとマサル。
2人がさらわれそうになったその時、光明寺博士が開発した「良心回路」を搭載した人造人間・ジローが現れる‥‥。
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あの石ノ森章太郎さん原作の特撮ヒーロー「人造人間キカイダー」が、まさかのリメイクいや、リブートです。
観てましたよ~子供の頃。テレビで。
再放送ですけどね。
「良心回路」を、「両親回路」って勘違いしていたのは、僕だけではないはず。
そんな懐かしさに後押しされ、映画館に入ったのですが。
なんだか、僕が思い描いていたキカイダーとは、だいぶ違ってました。
もっとキカイダー=ジローが、自分の存在に思い悩むという哀愁があったと思うのですが。
人間とロボットの狭間でね。
最初っから、ジローが機械に寄り過ぎていて、妙にメカメカしく。
そのせいか、ミツコ・マサルとの絆が、後半急に強くなったのが何だか不自然で。
国防長官をからめての国家プロジェクトにしたり、子供向けのヒーロー物を、大人も楽しめるアクション映画に仕上げる方向にしたのかもですけど。
逆に、原版を知ってる世代からすれば、昔のままでもなく、新しいアレンジもしっくりこず、なんだか半端な印象になってしまった気がしました。
「電人ザボーガー」のコメディリメイクまで行っちゃうとやりすぎかもですが
大人になってみたら、「何やってんこの設定」みたいなところを、いっそそのままにして
「理不尽を真面目にやってるバカバカしさ」みたいなのを、僕は期待してたのかも。
キカイダーのデザインや格闘アクションはカッコ良かったですけどね。
みんな大好きハカイダーも出てきましたし。
脳のところが妙にリアルできもかったですけど。笑
ギターを弾いての登場は、なんとか放り込まれてましたが、なんだかとってつけた感が否めなく。
ビジンダーも出してほしかったですよ。
あの個性的なデザインを、いかに現代風にアレンジするのか見ものですし。うふふ。
あと、絶対に「ギルの笛の音」は入れて欲しかったなあ。
吹かれると、キカイダーが頭抱えるやつ。
なかった!残念!
エンドロールで、昔の映像を入れてくれたのは嬉しかったですよ。
ラストの展開から、続編ありそうですね。
01もまだ出てきてないですし。
ワルダーが出てくるなら、観に行っちゃうなあ‥‥。
☆個人的見どころ
・アクション!
・ハカイダーかっけえ
・まさかのエレキギター