劇場版第3弾!

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『クローズ EXPLODE』
滝谷源治らが卒業し、頂点の座がいなくなった鈴蘭男子高等学校。
トップに最も近いと言われているのは、新3年生の強羅徹(柳楽優弥)。
小岐須(勝地涼)たちも、虎視眈々とその首を狙っていた。
そこに割って入ったのが、新1年生の加賀美(早乙女太一)と、3年に転校してきた鏑木旋風雄(東出昌大)。
鈴蘭のトップ争いは、次第にまわりの高校をも巻き込んだ大抗争に発展して行き‥‥。

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「クローズZERO」「クローズZEROⅡ」の、次の年のお話です。
監督も、三池崇史さんから豊田利晃監督にチェンジ。

監督が替わって、前作で出ていた危ない雰囲気がどうなるのかと思っていたのですが。
今回、さらに輪をかけられてましたよ。
鈴蘭高校どころか、近所一帯がスラム街と化してましたよ。
ちょっとやりすぎな気も。しないこともないことも。

ケンカシーンの迫力もありましたしね。
そこが一番大事ですから。クローズは。
前作で、不良役ををやれそうな若手俳優さんは出尽くしちゃったんじゃないかと思っていたのですけど。
なんのなんの。
まだまだかっこ良い男がたくさんらっしゃいましたよ。

特に柳楽優弥さん!
見た目といい、目のぶっ飛び方といい、クローズの世界にビタンとはまってました。
前作の山田孝之さん演じる芹沢に、勝るとも劣らない迫力でした。

ただ、主演の東出さんが、どうしてもお顔が優しくて。
髪型もキメて、短ランの着こなしもカッコ良かったんですけど。
にじみ出る感じが、どうしても優しげで。
強さと危なさという意味では、迫力に欠けるかなと僕は思いました。

あと、ストーリー的に、うまくつながってないように感じるところがしばしば。
細かく説明するとネタばれになっちゃうので難しいですが
後半に現れる、旋風雄を中心とした繋がりの根拠が薄いというか。
旋風雄自体も、ケンカはしないと言いながらケンカっぱやかったり、性格がいまいち掴めなかったです。

なにより、原作のクローズを結構無視しちゃってるのが残念で。
リンダマンを出してきてはいるものの、
その年代の主要メンバー(阪東一派とかヒロミ・ポン・マコとか)は、なぜか出てこず。

原作を知らなければ問題ないでしょうけど
原作ファンの僕には、ちょっと残念な仕上がりでした。


☆個人的見どころ
 ・強羅最強!
 ・スラムすぎる学校
 ・カクケン・マルケン登場