窪塚洋介×井浦新!


『ジ、エクストリーム、スキヤキ』
フリーターの大川(窪塚洋介)は、恋人の楓(倉科カナ)と同棲中。
そこに、大学時代の仲間で、15年間も絶縁状態だった洞口(井浦新)が訪ねてくる。
洞口のことをまだ許していないという大川だったが、なんとなくまたつるみだす二人。
そんなある日、洞口が、なぜかスキヤキ鍋を持って大川の家を訪れ‥‥。

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窪塚さんと井浦さんの共演は、「ピンポン」以来の11年ぶりだそうで。
なつかしい!

利口ぶるけど、知識もないし言葉も知らない大川。
気にしいなのに、どうにも空気が読みきれない天然系の洞口。
そんな二人の、噛み合わない会話がどうにもおかしくて。
何度も何度も笑わされてしまいました。
特に窪塚さんの、熱くなるけどうまく言葉が繋がらない感じが絶妙。

しかし、そんな二人には遺恨が。
どうやら、大学時代の先輩の事故死?に関して、何やらあった様子。
さらには、山道に立つ洞口に起こる、衝撃的なオープニング。
二人の過去を知る、洞口の元カノも登場。

いろんなことが、どう繋がって行くのか、笑いながらもハラハラと見ていたのですが。

ですが。

ですが、いろんな疑問を、何一つ回収することなく、映画は終了。
おやおや?
なので、映画から伝わってくるものも、結局モヤモヤしたままに。

これはもう、好みですけどね。
きっと監督さんに聞けば、全てが理解でき、納得できるストーリーがあると思うのですが。
敢えてそうせず、観る側に多くを委ねるタイプの映画でした。
答えを欲しがる僕としては、あまり好みではないですが、お好きな方はハマるでしょう。

全体に流れる、緩いながらもセリフの一つ一つに聞き入ってしまう空気は、好きなんですけどね。
井浦さんも個性的な俳優さんですが、やはり窪塚さんは存在感あるなあ。


☆個人的見どころ
 ・バカ会話
 ・ブーメランの行方
 ・仏具屋の女店員