師匠!


『イップ・マン 最終章』

ブルース・リーの師匠としても有名な、詠春拳の達人イップ・マン。

妻のウィンセンと共に、香港に移住してきた彼は、ビルの屋上にカンフー教室を開く。

たくさんの弟子や友人に囲まれ、幸せな日々を送ってきたが、妻の死により心を病んでしまう。

そこを、知り合ったクラブ歌手のジェニーとの恋により、なんとか立ち直ったイップ・マン。

しかしある日、生活に困る愛弟子が事件に巻き込まれてしまい‥‥。


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「イップ・マン」関係の映画は、僕は確か3~4本くらい観てますが。

これは、2010年に「イップ・マン 誕生」でメガホンを撮ったハーマン・ヤウ監督の作品で。

イップ・マンの晩年が描かれております。

主演はデニス・トーから替わって、アンソニー・ウォン。


なんと言うか、比較的史実に基づいているからでしょうか。

全体的に、まったりとした空気が漂っておりました。


その頃は戦争も終わり。

混沌とした時代ではありつつも、世は平和へと向かいつつ。

武術も、命や家族を守るという役割が薄くなりつつあって。


なので、僕が期待していたようなカンフー映画には、やはりならず。

もちろん、カンフーで争うシーンもありましたが、若干取って付けた感が否めなかったですし。

イップ・マンが、ゆっくりと年老いて行くところを見ている感覚に近かったです。


そういえば、「ブルース・リー」って名前を出したらダメなんでしょうか?

確実にそれな男が出てきたのですが、名前を全面に出してなかったような。

まあ、それまでのイップマン作品も、そんな感じでしたからね。

きっと、権利関係があるのだなあ。

でも、確実にそうなのに、はっきり言わないところが、なんかずるい気も。笑

出なきゃ出ないで寂しいんですけどね。


結局、最初に観たドニー・イェン主演の「イップ・マン 葉問」が、僕は一番好きでした。

カンフー色も強かったですしね。


何だか久しぶりに、ゴリゴリのカンフー映画が観たくなりましたよ。

出てこいニュースター!



☆個人的見どころ

 ・か、紙の上で!

 ・彼女、若っ!

 ・ブルース‥‥リー?