男一匹ウルヴァリン!


『ウルヴァリン:SAMURAI』

カナダの片田舎で、人目を避けるように生きるウルヴァリン=ローガン(ヒュー・ジャックマン)。

そこに、かつて第二次大戦中に、命を救った矢志田の部下・ユキオが訪れ、一緒に日本に向かうことに。

矢志田は日本で大富豪になっていたが、病身で命が尽きる寸前だった。

その矢志田から、謎めいたお願いをされたローガン。

程なくして矢志田は亡くなるが、その葬儀をヤクザが急襲し、彼の後継者である孫のマリコを誘拐しようとするが‥‥。


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「X-MEN」シリーズの人気者ウルヴァリンのソロ活動第2弾です。

ヒュー・ジャックマンの当たり役ですね。


今回の舞台は日本。

東京~大阪~長崎、さらには東北?までを股にかけて。


しかし、こういう映画に出てくる日本って、なんでこうなんでしょうねえ。

監督は、「キル・ビル」観て勉強してんのかな?

いっそのこと、日本をモチーフにした架空の国にしてくれればいいんですけど。

どこか「リアルに描こう」という気持ちが見えたせいか、つっこみどころが満載になっておりました。


建物が、例の如く中国と香港と江戸時代が混じったような、謎のデザインだったり。

ヤクザ集団が、上半身裸の刺青丸出しで襲撃してきたり。

忍者の家系の男が、韓国なまりだったり。

上野から新幹線で大阪に行ったり。

と思えば、長崎から車でサラッと東京に戻ってきたり。

電車が「東京中心に上りと下り(1本ずつ?)しかない」的なセリフがあったから、日本は小さく長細い一つの島だと思われているのかも。

調べんかい!


まぁ、揚げ足とりっちゃあ揚げ足とりかもですけど。

なので、そこは置いといたとして。


人気があって、ソロになったわけですからね。ウルヴァリン。

できたら、もっとカッコ良いところが観たかったです。

もちろんあったんですけど、ちょい物足りなかったっすなあ。

真田広之さんとの対決は、もっと長尺で観たかった!


それより序盤で、高速で走る新幹線の屋根で、ウルヴァリンと互角に戦ったヤクザの方がインパクトありましたね。

生身なのに、ミュータントと互角に。すごい!

もちろんウルヴァリンが勝つわけですが、あの人、きっとまだ生きてるはず。笑


そんなこんなで、見応えあるシーンもあったんですが。

アクション的な意味での爽快感は、前作の方が満載でしたよ。

ウルヴァリンが抱える哀愁も、今作ではちょっと薄い気がしましたし。


しかし、ヒュー・ジャックマンは、相変わらずすんごい体してますね。

え?44才?もうすぐ45?

年上やないかい!兄貴!



☆個人的見どころ

 ・ヒュー・ジャックマン44才の肉体!

 ・新幹線のヤクザ

 ・変な剣道