サイド・エフェクト=副作用ですよ。


『サイド・エフェクト』

インサイダー取引で収監されていた夫が出所の日、迎えに行った妻のエミリーは、幸せな日々が戻ってくると信じていた。

しかしエミリーは心労から、かつて患っていた鬱病を再発し、交通事故や自殺未遂を引き起こしてしまう。

診察を任された精神科医のバンクスは、新薬を処方し、彼女の鬱病の症状は改善。

だが薬の副作用で、夢遊病の症状を発症してしまい、無意識のまま重大な事件を起こしてしまう。

そしてその事件は、薬を処方したバンクスが責任を問われることに‥‥。


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「オーシャンズ11」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ監督です。

夫役のチャニング・テイタムとは、「マジック・マイク」でもコンビを組んでますね。お気に入りなんすな。


そして、後で調べて気付いたんですが、主役エミリー役の、ルーニー・マーラは。

「ドラゴン・タトゥーの女」のリスベット役の女優さんでした。

全然印象が違う!女優って凄いな。

そして精神科医バンクス役にジュード・ロウと、なんとも豪華なキャストで。


最初、薬害系の社会派な映画なんかなと思って観ておりました。

日本でもよく問題になる、精神を病んでいる人が、事件・事故を起こした時の、責任能力の有無。

正気だったのか。自分を見失っていたのか。

もし自分を見失っていたとすれば、その責任は誰にあるのか。

本人か、それとも、副作用を引き起こす原因になった、薬を処方した医師か。

はたまた、薬を作った製薬会社に問題があるのか‥‥と。


アメリカは訴訟社会ですからね。

誰の責任となって終わるのかなと観ていたら。


なんとびっくり。

その事件には、裏が。

そして、その黒幕は‥‥。

物語は、思ってもいなかった方向に。

後半は特に目が離せまへんで。


でも、ラストはそこまでスッキリしなかったなあ。
ハメられた○○が復讐に出るのですが。

ちょっとやり方がねちこかったせいやろか。

半沢直樹ばりに、スカッ!としてかったです。僕の好みですけどね。

☆個人的見どころ

 ・まさかの黒幕

 ・ネチッと復讐

 ・ジュード・ロウの、こらえる生え際