ローランド・エメリッヒ監督!


『ホワイトハウス・ダウン』

大統領のシークレットサービスを目指すが、不採用となってしまった議会警察官のジョン(チャニング・テイタム)。

ボイヤー大統領のファンである幼い娘を悲しませたくなくて、その結果を言い出せないジョン。

気晴らしに、2人でホワイトハウス見学ツアーに参加することに。

その時、武装集団がホワイトハウスを襲撃し、瞬く間に占拠されてしまう。

政府が大混乱に陥る中、ジョンは単身、武装集団に戦いを挑む‥‥。


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「インディペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」「2012」の、ローランド・エメリッヒ監督です。

アメリカがやばかったり、地球がやばかったりが得意な監督さんですね。


なんと言いますか。

よくあるっちゃあよくあるストーリーで。

腕に少なからず覚えのある男が、成り行きから一人で武装集団に挑むことになるという。

最初は戸惑いつつも、だんだん超人的な活躍っぷりになって来て。

「ダイ・ハード」パターンとでも申しましょうか。

ついこの間も、「エンド・オブ・ホワイトハウス」という、舞台までも完全にかぶっている映画もありましたし。


そんなこんなで、「どないやねん。どうやねん、これ」


と思って観たんですけど


めっちゃ面白かった!


いや、ありがちなパターンかもしれませんけど。

息もつかせぬストーリー展開と

ド迫力の映像をバシバシ入れてくれて

きっちりと作ってくれてましたから。

何も考えずに観れて、ただスカッと。楽しい!


唯一、YOU TUBEのくだりで、マスコミに腹立ちましたけど。

勇気ある女の子を、逆にピンチに追い込んじゃったという。

あれは、ちょっとマスコミの体制批判も含んでいたのだろうか。


でも、最近のアメリカを舞台にしたハリウッド系アクション映画って、だいたい核兵器がどうのこうのになっちゃうんですよね。最終的に。

その流れは、さすがにそろそろ変わらんもんやろか。


主演は今、赤丸急上昇中のチャニング・テイタム。今風の男前ですな。

ジェイミー・フォックスの大統領も、スマートでカッコ良かったですし。

なんでアメリカ映画に出てくる大統領はカッコええんやろか。

日本の映画に出てくる総理大臣は、だいたいカッコ悪いのに。

国のリーダーがカッコええ国になって欲しいなあ。


そして、キーマン(キーウーマン?)になるのが、ジョンの娘役のジョーイ・キング。

好演でしたねえ。

名子役のアビゲイル・ブレスリンや、クロエ・グレース・モレッツが、だんだん大人になって来ましたから。

次世代名子役はキミだ!

‥‥と思って調べたら、もう14才でした。

思ってたより大人やった!


やはり、娘を思う父は強いのですね。

「国のために」とか、「人類のために」というモチベーションで戦われるより、説得力は数段上に感じました。


こういう映画こそ、映画館で観ないとですよ。

まあDVDになってから‥‥なんて思ってるなら、観なくていい!

‥‥くらいの気持ち!



☆個人的見どころ

 ・死なないジョン

 ・名子役!ジョーイ・キング

 ・頑張れガイドさん