『ローン・レンジャー』
悪霊ハンターのトント(ジョニー・デップ)は、瀕死の重傷を負った若き検事のジョン(アーミ-・ハマー)の命を救う。
トントとジョンには共通の敵がいたが、正義感が強く法を遵守するジョンは、何でも有りなトントのやり方と衝突。
しかし、大事な人を失ってしまったことから、白いテンガロンハットに黒いマスクを着け、「ローン・レンジャー」に変身。
手段を選ばず悪を倒すことを誓う。
そしてトントには、どうしても復讐を果たさなければならない、忌まわしい過去の記憶があった‥‥。
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ジョニー・デップとゴア・バービンスキー監督他、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のスタッフが再集結だそうで。
確かに、あのシリーズを彷彿とさせる大冒険活劇でしたよ。すごいスケール!
そもそもはラジオドラマだそうで、そこからコミック化されたりテレビドラマ化されたり。
さらには、何度も映画化されたり。
日本でもテレビドラマ版が放送されて大ヒットだったそうで。
一昔前の大人気ヒーローだったんですね。
さすがに僕はあまり知りませんでしたが。
僕より上の世代の人がよくギャグっぽく使っていた
「インディアン嘘つかない」
は、このドラマから来てたのですねえ。
とにかくもう、映像のスケールがでかい!
冒頭のシーンとクライマックスシーンは、凄すぎて笑けてきちゃいましたよ。
ワクワクとドキドキの同時攻撃で。
特にクライマックス。
馬と汽車を絶妙にコラボさせた、そりゃあもう爽快痛快なアクションシーンでした。
あそこもう1回観たい!
ジョニー・デップは、やっぱりコスプレな役がしっくりきますねえ。
世界一ですな。
白塗りに不気味なメイク。
頭にカラスの死骸。
他の誰がこの役をやりこなせるんだっちゅう話ですよ、奥さん。
願わくば、こっそり白塗りメイクを直すシーンとかがあったら、さらにお茶目さが増したのになあ。
悪役・キャヴェンディッシュ役のウィリアム・フィクトナーも怪演でしたし。
殺した相手のあれを‥‥刺激が強すぎる!
あと、この時代を舞台にするならば、事実なので仕方のないことなのかもですけど。
やはり、穏やかに暮らしていたネイティブ・アメリカン(インディアン)の人たちが、騙されて殺されまくるのは、やはり嫌なシーンですね。
めちゃくちゃしよんな。アメリカ人は。
そして、冒頭とクライマックスが楽しすぎたのもあってか、ちょっと中だるみを感じてしまいました。
まあ、2時間半くらいありますからね。そもそもちょい長。
そんなことは言いつつも、見応えはたっぷりで。
ぜひ映画館の大スクリーンで、あの壮大なアクションシーンを堪能して欲しいです。
この夏、時間があれば映画館に向かえ。キモサベ!
☆個人的見どころ
・汽車×馬のアクション
・シルバー(馬)の登場シーン(複数)
・ウィリアム・テル序曲