『エンド・オブ・ホワイトハウス』
アメリカ独立記念日の翌日、ホワイトハウスでは、大統領ベンジャミンが韓国大統領を迎えていた。
その時、空陸両方からの奇襲により、ホワイトハウスはテロリストに占拠されてしまう。
セキュリティの強固なホワイトハウスは一転、難攻不落の要塞に。
唯一、潜入に成功し、人質にならず生き残ったのは、元大統領専任SPだったマイク・バニング。
アメリカと世界の命運は、彼一人の背中に託されることたなった…。
---------------
豪華キャストですな。
「300」のジェラルド・バトラー
「ダークナイト」のアーロン・エッカート
なんかいっぱい出てるモーガン・フリーマン。などなど。
これがまた、それぞれにカッコ良かったんですよ。
そんなVIPなメンツでお送りする、アクション大作映画です。
いや~、すんごい迫力の映像と、緊迫したストーリー。
面白かった!
人々が逃げ惑い、煙を上げるホワイトハウスの前で起こる銃撃戦。
そのリアルさは、実際のニュース映像を観ているのかと錯覚してしまうほどで。
ホワイトハウスが徐々に乗っ取られて行くのかと思いきや。
なんと、あっという間に陥落。
そこからがスタートなんですな。
そして状況は二転三転。
でも、そんなこと実際にできるのか?と、疑問に思うじゃないですか。
あの世界トップクラスのセキュリティを誇る、ホワイトハウスの占拠なんて。
監督始め、スタッフさんたちが綿密に調査とシミュレーションをし、「条件さえ整えばできる」という結論に至ったそうです。
そうなの?
ホワイトハウスに緊急事態が起こってから、軍が駆けつけるまで15分。
13分で制圧すれば可能だということで、実際にそのシーンは、なんと13分間の長回しで、一気に撮影したそうです。
あの臨場感は、そこから来ていたのか‥‥。
大統領の拉致とか。核の起爆コードとか。紛れ込んだ元特殊部隊隊員とか。
「ああ、またそんな映画?」と思うなかれ。
組み合わせ方と演出で、また新鮮に楽しめるもんですよ。
建物の中にいるテロリストに立ち向かう、屈強なおっさん一人‥‥
って言うのは、さすがに「ダイハード」を連想せずにはいられなかったですけど。
それにしても、最近ではすっかり、アメリカの仮想敵国は北の国になってきたんですね。
僕が子供の頃はソ連で、冷戦終結後はイスラム過激派系、そして北朝鮮へ。
敵の好きな国やでしかし。
しかも今回は、かなり過激に扱っていたし、韓国なんかもえらい目に遭っていたので。
まともに受け取ったら、怒りかねない人もいるかもですよ。
あくまで映画なんですけどね。
そういう意味では、お手本のようなアメリカ万歳映画でした。
なので、毛嫌いする人もいるかもですが。
僕は、尻尾までアンコたっぷりのタイ焼きのごとく、頭からお尻までドキドキハラハラが詰まったアクション映画を、たっぷりと楽しませていただきました。
ハリウッド系アクション大作がお好きな方には、文句なしにおすすめです。
☆個人的見どころ
・15分の攻防戦
・どうなる息子
・どうなるケルベロス・コード
(6月8日公開)