パート2!


『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』
札幌・ススキノで活動する探偵(大泉洋)と、助手の高田(松田龍平)。

ある日、彼らの友達である、オカマのマサコちゃん(ゴリ)が殺害される。

すぐに犯人は見つかると思われたが、警察の捜査は一向に進まず。

探偵が独自に調査を始めると、事件の裏に地元のカリスマ政治家のカゲが。

その時、マサコが大ファンだったバイオリニスト・弓子(尾野真千子)が現れ、その事件の真相解明を依頼してくる‥‥。


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シリーズ2作目です。

今回も、僕が好きだった前作の空気感はそのままに。

カッコつけるが、いまいち決まらない探偵と。

超マイペースだけど、腕っ節は抜群の助手・高田。

相変わらず、この2人のキャラと変な関係が良いんすな。


コメディ部分は、前回より増してましたね。

僕はそっちの方が好きなのですけど。

肝心の事件の部分が、意外に浅めだった気が。


いろんな人が現れたり、それぞれの思惑や陰謀が見え隠れしたり。

謎が謎を呼ぶ展開ではあったのですが、中盤あたりはなかなか話が進まなくて、ジレジレしたもんで。

なのに、全貌が明らかになったら、え‥‥みたいな。

なんだかなあ。


とは言いつつも、作品の空気感と、探偵+高田の奇妙なコンビネーションで、飽きずに観れちゃうんですよね。

そこをさらに引っかき回す、尾野さん演じる破天荒なバイオリニスト。

探偵を演じる大泉さんは、まわりに振り回され、時にはボコボコにされて、

「あ~もう!」

なんて言ってるのが、本当に似合いますなあ。笑っちゃう。


そしてクライマックスは。

突然の急展開&シリアスさに、気付いたら固唾を飲んで行く末を見守っておりました。

フワフワ~と余裕こいて泳いでいたら、一気にすくい上げられてしまったような。

びっくりするわ!


前作に引き続き、僕好みの和製ハードボイルドコメディタッチミステリー(?)でしたよ。

次作もあればええなあ。



☆個人的見どころ

 ・K点越え

 ・ターミネーター高田君

 ・尾野さんの関西弁