東野圭吾先生!
『プラチナデータ』
近未来。全国民のDNAが記録された「プラチナデータ」から、犯罪の検挙率は100%、冤罪率は0%に近付こうとしていた。
警視庁の特殊捜査機関「特殊解析研究所」の天才科学者・神楽龍平(二宮和也)。
彼は、その捜査システムの開発者でもある兄妹をも殺害した連続猟奇殺人犯、通称「NF13」を追うことに。
しかし、わずかな手がかりから得た皮膚片をDNA解析した結果、導き出された犯人は、なんと神楽自身だった。
だが、事件の担当になった捜査一課の浅間(豊川悦司)は、神楽を追いかけるうち、次第に違和感を感じだし‥‥。
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数々の名作ミステリーを生み出し、これまた数々それが映像化されてきた、東野圭吾さんの小説が原作です。
さすがですよ。東野先生。
近未来に、実際に起こりそうなリアリティある設定をバックに、終始ドキドキさせられました。
こちらの予想の裏の裏に入っていくようなストーリーにも惹かれたのですが。
アクションシーンの規模も、邦画では類を見ないほど大きくて。
ああ‥‥邦画でもそこまでやってくれんのか‥‥
と、妙なところで感動してしまいました。
二宮さんは、難しい役どころだったと思います。
いろいろ書きたいけど、ネタバレになるから書けない!くそう。
トヨエツさんの刑事は、文句なしにカッコ良いです。
「犯人に告ぐ」も、渋さに震えましたが、この作品の浅間刑事も良かったなあ。
なんか、トヨエツさん演じる刑事が主演の、映画シリーズでも始まらんもんやろか。
冒頭から中盤くらいまで、ものすごく疾走感があったんですけど。
急に流れがストップしちゃうんですよね。
捜査と共に、物語の流れも行き詰まるような。
序盤が熱かったので、そこで一旦冷めてしまったのが、何だかとてももったいなくて。
僕としては、もっとラストまで駆け抜けるようなスピードで行って欲しかったです。
次は「ガリレオ」の新作がまた映画化されるようですし。
東野作品から目が離せないっすな。
☆個人的見どころ
・真のプラチナデータとは
・ハリウッド映画ばりの逃走シーン
・神楽の秘密