先行上映観に行った!


映画とカレーと藤井

『プロメテウス』

2069年。

ある科学者のチームが、地球上に散らばる古代遺跡から、共通するサインを発見する。

考古学者のエリザベスはそれを、「人類の根源の謎」に迫るヒントで、人類を創造した知的生命体からの招待状ではないかと分析。

巨大企業が出資でプロジェクトが動き出し、選ばれしメンバーが宇宙船プロメテウス号に乗って宇宙へ。

そして2093年。

目的の惑星にたどり着いた彼らは、次々と未知の驚異に遭遇する‥‥。


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「エイリアン」「ブレードランナー」のリドリー・スコット監督最新作です。

子供の頃に観たエイリアンにも、相当な衝撃を受けましたけれども。

あれからもう三十数年。

映像技術の進歩はすさまじいですね。


「ダークナイト・ライジング」に引き続き、またまた映像に圧倒されてしまいました。

超巨大な宇宙船から、小さな謎の生物まで、実際にあるものかのように。

どこまで行くんだ映像技術!


そして肝心のストーリーは。

宇宙探索モノは嫌いではない僕なので。

久しぶりにワクワクする探索気分を味わわせてもらいました。

謎の惑星に着陸し、ワクワクする探査機で乗り込み、ワクワクするハイテクマシーンで調査。

そしてドキドキする文明と遭遇。

このワクワクドキドキ感の安定感(どっちやねん)は、さすがリドリースコット監督!


そしてエリザベスの強いこと。

腕っ節とかじゃないですよ。

生きる力・生きようとする力が半端じゃなかったです。

エイリアンのリプリーといい、監督は強い女がお好きなのね。

こういう女子が出てくると、たのもしいを通り越して、その凄まじさにキャンタマ縮み上がっちゃいますね。ほほほ。


でも、「人類の起源の謎」とうたっているのに、その核心には触れることなく終わったのが、とても残念でした。

物語的にはまあ、一区切りついていたにせよ。

う~ん、そこは攻めて欲しかったっすなあ。僕は。

終わったっちゃあ終わってましたが、終わってないっちゃあ終わってないエンディングだったので。


そしてラストには‥‥

これは衝撃でしたね。

まさか‥‥いや、絶対に言えませんけれども。

でも、これは賛否ありそうですね。

あれをこう持ってきちゃうのかと。

ああ!言いたい!言わないけど!


そんなリドリー・スコット監督も、御年74才なんですね。

そろそろ引退を考えるお年かもしれませんけれども。

もっともっと多くの作品を残してくれることを、僕は期待しております。



☆個人的見どころ

 ・プロメテウスー!

 ・強い女エリザベス

 ・ラストのアレ