ティム・バートン×ジョニー・デップの8作目!


映画とカレーと藤井

『ダーク・シャドウ』

1772年。

バーナバス・コリンズは、地元の富豪の一族で、何不自由なく裕福に暮らしていた。

しかし、家政婦であるアンジェリークに手を出し、傷つけたことから転落が始まる。

実は魔女であった彼女は、バーナバスの恋人を呪い殺し、彼自身もヴァンパイアに変え、不老不死にして生き埋めにしたのだ。

そして200年後。

あるきっかけで解放されたバーナバスは、現代に甦る。

そこで彼が目にしたのは、隠れるように暮らす、落ちぶれたコリンズ一族の末裔たちだった‥‥。


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ティム・バートン×ジョニー・デップという組み合わせだけで、無条件に観に行く方はたくさんいると思うのですが。

ええ、僕もその一人です。

忘れちゃいけないヘレナ・ボナム=カーターも出てますよ。

役者は揃った!


ジョニー・デップは、本当にこういう奇抜な役が似合いますよね。

ドラキュラとしての恐ろしさを見せておきつつの、ギャップで笑わせてくれたり。

僕なんかは、ついその空間にハマッてしまうのです。


今回は、「キック・アス」で超人気者になたクロエ・モレッツも参加ということで。

気だるい今風の女子高生役だったんですが、終盤に‥‥言いませんよ。カッコ良かった!

しかし、さすがに大人になってきたのか、なんかムチムチしてましたね。

これ以上太らないで~!


その時代のヒット曲が、たっぷり使われているのがまた良かったです。

僕よりももうちょい上の世代になりますけど。

その辺りの音楽は好きでして。

後半に、あっと驚くミュージシャンが、本人役で出演しているのも見物ですよ。


いつものティム・バートン節に比べると、結構ゆったりかな、なんて思いながら、前半は観ていたのですが。

後半は一転、緊迫の展開へ。

それぞれの思惑と運命が交錯してきまして。

いや~、すっかり引きこまれてしまいました。

実はこれは、純愛の物語なのかもですね。


ただ、やはりティム×ジョニーのコンビは、人気があるだけに期待値も大きいわけで。

僕としては、その期待を超えてくれるまでではなかったかな~‥‥と。

もちろん、たっぷり楽しんだ上で、なんですけど。


しかし、魔女役のエヴァ・グリーンも、恋人役のベラ・ヒースコートも、めちゃくちゃ美人でしたよ。

そりゃあバーナバスが、流行の二股に走ってしまうのも無理はないか‥‥。

‥‥流行の?



☆個人的見どころ

 ・バーナバスと恋人の運命は?

 ・200年ギャップギャグ

 ・ヒッピーの集会


(5月19日公開)