宇宙人来たー!


映画とカレーと藤井


『バトルシップ』

地球から遙か離れた惑星に、科学者たちは大プロジェクトを組み、友好的なメッセージを送る。

ある日、その星から来たと思われる大きな飛行体が、ハワイ沖に着水。

そこでは、アメリカ・日本をはじめとする各国が、大規模な合同軍事演習を行っていた。

その飛行体はエイリアンの巨大な母船で、突如謎の武器で攻撃を仕掛けてくる。

若き将校アレックス・ホッパー(テイラー・キッチュ)は、彼がライバル視する自衛艦の艦長ナガタ(浅野忠信)と手を組み、エイリアンの侵攻を阻止しようとするが‥‥。


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年に何度かエイリアンが攻めてくる映画界ですが。

いろいろやり尽くされているせいもあってか、最近は設定に懲りすぎたり、いろんな要素を詰め込み過ぎて収拾がつかんまま終わったりするのも少なくないのです。


ところがこの映画は

これでもかっちゅうくらいストレート!

それを、ド迫力の映像で圧倒的に見せてくれるので、ラストまでグイグイ引っ張られて行きました。

クライマックスのバトルもカッコ良かったし、ラストもスカッと。

いや~、爽快でした。


序盤はゆるめで、ちょっとジレジレしてしまったんですけど。

そこさえ抜けりゃあ、あとは一気に。

フリになってるところもありましたし、そこもちゃんと観ておかねばですよ。

AC/DCの「Thunderstruck」が流れるところは鳥肌ものでした。

どんなシーンか言いたい!


浅野忠信さん、良い役で出てらっしゃいましたね。

演技力はもちろんのこと、ああいう切れ長の目が、サムライっぽくて外人に好まれるのでしょうか。

もっともっといろんな外国映画に出ていただきたいもんです。


序盤で圧倒的戦力差があるのに、終盤では互角に戦っちゃうっていうのは、エイリアン映画ではよくあることですな。

まあ、そこはご愛敬ということで。

でも、エンドロール後のおまけは余計でしたかね。

そこさえなければなあ。


アメリカの兵隊と日本の自衛艦が手を組んで、ハワイ沖で敵と戦うっちゅうのも、あざとい感じのメッセージですけど。

僕は嫌いじゃないっす。

登場人物全員が英雄というのは、いかにもハリウッド映画的な感じもしましたが。

これまた、僕は嫌いじゃないっす!


いや~、久々にスカッとする映画でした。

こういう単純に楽しめる映画、僕は嫌いじゃないっす。

いや、好きっす!

観るならば、ぜひ映画館でどうぞ。



☆個人的見どころ

 ・ド迫力映像

 ・ナガタ艦長大活躍

 ・じいさん!