ブじゃなくてヴですよ。


映画とカレーと藤井


『ドライヴ』

天才的なドライビングテクニックを持つ寡黙な男・ドライバー。

昼はアクション映画のカースタント、夜は強盗の逃がし屋という、2つの顔を持っていた。

ある日、マンションの同じ階に住むアイリーンという女性と出会い、一目惚れ。

しかし彼女にはかわいい息子と、服役中の夫がいた。

一時は良い仲になりかけた2人だったが、ほどなくして夫が出所。

アイリーンは更生を誓う夫とやり直すことを決意するが、夫はあることが原因で、ギャングに強盗を強要されてしまう‥‥。


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ドライバー役のライアン・ゴズリングしぶいっすなあ。

寡黙で無愛想やけど、やる時はやる!そしてできる!

ハマリ役というか、彼のための役というか。

彼の魅力満載ですね。


冒頭の雰囲気がめっちゃ良かったんですよね。

強盗の逃走を手助けするシーンから始まるんですが。

そんなハードボイルドかつ、派手さはないが緊張感たっぷりのカーアクション系で行ってくれるのかと思いきや、途中からグッと雰囲気は一変。


なぜか急に、えらい残虐なシーンがちょこちょこ入り込んでくるんですよ。

正直、ちょっと引いちゃうところも。

そっち系に行かなくても、十分に面白くなりそうやったのになあ。

いや、残虐シーンが嫌いとかじゃなくて(苦手ですけど)、この映画の雰囲気だと、何か違和感を感じてしまいました。

寡黙なドライバーの、そういう二面性を表したかったのかもですけどね。


そんなこともあってか、

「どんどん面白くなりそうなのに、その一線を越えてくれそうで越えていかない」

という、妙にジレジレさせられる映画でした。


とはいえ、先が読めず、たえず緊張感を含んだストーリーには、最後までハラハラさせてもらいましたよ。

これは純愛映画なんですな。

かなり偏っているかもですけど。


しかしアイリーン役のキャリー・マリガンかわいかったなあ。

金髪ショートの似合う美人。

うちの隣りに引っ越してきて!



☆個人的見どころ

 ・緊張感いっぱいカーアクション

 ・ドライバーのキレっぷり

 ・金髪ショートのアイリーン!