映画版第2弾!


映画とカレーと藤井


『ライアーゲーム -再生-』

帝都大学を卒業したばかりの篠宮優(多部美華子)の元に、現金1億円と「ライアーゲーム」の招待状が届く。

彼女は、何度か講義を受けたことのある心理学教授・秋山深一(松田翔太)に相談するが、「断れ」の一点張り。

ところが、秋山自身にも招待状が来たため、再びゲームに参加することに。

今回のゲームは、総額20億円をかけて20人で争う「イス取りゲーム」。

勝てば莫大な賞金が手に入るが、負ければ1億円以上の借金を背負ってしまう‥‥。


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前作も先の読めないストーリーで楽しませていただきましたけれども。

いや~、今作も見応えありましたよ。

客席満員でしたけれども、こんなに全員が食い入るように、息を飲んで展開を見つめている映画は久しぶりやったかも。


このシリーズは、なんせストーリーが良くできているんすな。

特にゲーム部分が。

ルールや戦法はややこしいんですけれども、観ている側を置いていくことなく、いちいち丁寧に説明してくれるので。

「え?なんでなんで?」

と思っても、のちのち納得いく説明をしてくれるので、理解力の乏しい僕でも心配なし設計。


多部さん演じる篠宮が、前作で戸田恵梨香さんが演じた神崎直とはまた違うタイプだったのも良かったですね。

人を疑うことをしなかった神崎と比べると、篠宮は本当に普通の感覚を持った、流されやすい女子大生で。

そのあたりが、前作とは違う何やかんやを巻き起こしていて、そっちとの違いも出てて楽しめました。


とはいえ、ちょいと気になるところもありましたけれども。ネタバレにならないように気を付けねばですが。

あいつの演技力、すごすぎない?とか。

ライアーゲーム事務局の存在、薄すぎない?とか。


あと、芦田愛菜ちゃんが事務局員で出て、笑顔を見せないシリアスな演技に挑戦したと話題になりましたが、なぜそこに子供がいるかの説明がなく。

なんなら、そこが子供じゃなきゃダメな理由も含め、説明は欲しかったですね。

なにより、笑顔が素敵な子役に、笑わないお芝居を求めたのが、僕としては謎なような。

あ、愛菜ちゃんのお芝居自体は、あの年齢とは思えないくらいしっかりしてたんですよ。ええ。


でもまあ、そのあたりはあくまでサブストーリー的なところなんで。

なんと言っても見どころは、イス取りゲームの展開と、秋山がどんな策略を巡らし、それがハマるかどうかですから。

その辺のストーリーは、頭でも言いましたが申し分なしですよ。


最後に言っちゃいますけど

何でか分かりませんが、江角マキコさんがずっと青木さやかさんに見えて仕方なかったっす‥‥。

メイクと髪型の具合かなあ?



☆個人的見どころ

 ・イス取りゲーム!

 ・濃すぎるキャラたち

 ・多部さんかわいい!