原田知世さん×大泉洋さん。


映画とカレーと藤井


『しあわせのパン』

北海道の洞爺湖のほとりの町・月浦。

湖を見渡せる丘の上で、東京から移り住んできたりえさん(原田知世)と水縞くん(大泉洋)が、静かなカフェ「マーニ」を営んでいた。

水縞くんがパンを焼き、りえさんがコーヒーを入れ、季節の野菜で料理を作る。

風変わりな常連さんが出入りするその店には、その他にも、いろんなことを抱えたお客さんが出入りしていた‥‥。


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パン好きにはたまらない!

今までで一番たまらない!

パン最高!!!


‥‥すみません、取り乱してしまいました。

あまりにもパンが好きなもので。


こういう静かに観られる映画、好きなんです。

美しい風景とおいしそうな食事。

それだけでも癒されます。

季節に分けてそれぞれ違う物語にしてあったのですけれども。

それがまた、季節感が際だって素敵でした。


それに加え、とにかくもう、原田知世さんがえらい美しかったですね。

お若い頃(という言い方は失礼ですが)とはまた違う透明感が、北海道の美しい風景と素晴らしくマッチしておりました。

いや~‥‥良い!


ただ、りえさんがちょっとカゲのある役で。

何かしら心を病んで、この町に来たみたいなのですが。

その設定は別にいいのですが、最後までそこに踏み込むことはなく。

水縞くんも、常にそこに気を遣っているように見えてしまいましたし。

最後まで観た後、本当にりえさんはこれで幸せなのか?と気になってしまいました。

僕の深読み過ぎかもしれないですけれども。


とか言ってますけど、ゆったりと観れてゆっくり胸に染みる素敵な映画だと思いましたよ。

寒いの嫌いな僕は、断然沖縄派なんですが、北海道の優しい夏も良いですね。

矢野顕子さん、忌野清志郎さんのエンディング曲も染みましたし。


なにより、パンがおいしそうでしたし。パンが!

焼きたてのカンパーニュ食べたいな~、



☆個人的見どころ

 ・パン!

 ・北海道と原田さんの美しさ

 ・阿部さんのカバンの中身