ホラー‥‥


映画とカレーと藤井


『ダーク・フェアリー』

両親の離婚に心を痛める少女・サリー。

彼女は、父親とその恋人と3人で、片田舎にある大きな古い屋敷に引っ越してきた。

ある日サリーは、100年間封印されていたという、地下の隠し部屋を発見。

そこから聞こえる不気味な声に気付いたのは、幼いサリーだけ。

それ以来、不可解な出来事が頻発するようになるが、大人たちはサリーの悪戯だと決めつけ、いっさい取り合ってくれない‥‥。


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だから

ホラーは苦手なんですってば!

でも、チケットをいただてしまいまして。

これを無駄にしては、映画の神様に怒られますから。

ちょっと気になっていた作品でもありましたしね。


で、内容は。

久しぶりに、ストレートなホラー映画を観たような気がしました。

最近はホラーでも設定が凝ってたり、ホラー色を薄くしてストーリー重視にしたりの映画が目立ってますからね。

逆に、スプラッター寄りに特化したりとか。


その点、このダーク・フェアリーは。

来るぞ来るぞのビクビク感あり、得体の知れない化け物あり、いち早く気付く子供と、なかなか気付かない大人ありと、往年の王道ホラーを観ているようでした。

まさに真っ向勝負という感じでしょうか。


とは言え、少し物足りなさを感じる部分も。

ここは悪い意味で相変わらずなんですが、ホラー映画に付きものな、バカな大人が多くてですね。

そこで子供を一人にしないだろ!とか

今そこに行っちゃダメなの分かるでしょ!とか

その辺のストレスが、ちょっともったいなかったかなと。


何より、ラストが僕はあんまり‥‥。

あれで終わっちゃうと、あまりにも、あまりにもじゃないですかね?

う~ん、なんかスッキリしない‥‥。

完全決着を望むわけではないですが、ある程度納得いくオチが僕としては観たかったっすなあ。


あ、サリー役のベイリー・マディソンは迫真の演技でしたよ。

本当に心の底から怯えているようでした。

日本でも外国でも、最近の子役はうまいな~。



☆個人的見どころ

 ・ちっちゃい何か

 ・すげえ子役

 ・バカな父