いや、このタイトルはさすがに‥‥。


映画とカレーと藤井


『アントキノイノチ』

遺品整理業社で働くことになった杏平(岡田将生)。

彼は、高校時代に友を死なせてしまったことがきっかけで、心を閉ざしてしまっていた。

彼の初仕事は、死後1ヶ月で発見された男性の部屋。

仕事を教えてくれるのは、先輩社員のゆき(榮倉奈々)。

黙々と働くゆきだが、彼女も心に傷を持っていた。

そんな2人は、やがて惹かれ合うようになるが‥‥。


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なんじゃこのタイトル!誰がつけたんじゃい!

と思っていたら

さだまさしさんの小説なんですね。原作が‥‥。

え~と、あ、そ、そうなんですか‥‥。


とは言いつつも、見終わったら確かに

「あの時の命」

がテーマでしたよ。

命に関することで心に傷のある2人が、人生の整理をする仕事につくことで、自分を見直すことにもなるという。

ちょっとストレート過ぎかなとも思いましたが、だからこそ思わされるところもありますな。


会社の上司役の原田泰造さんが、とても良い隠し味になっておられましたね。

抑えめのお芝居で。でも、要所要所で響く言葉を残して。

あれだけ面白い芸人さんなのに、こんな渋い役もできるなんて何なんだ。

かっこよすぎる!


正直、ラストは「そこ行っちゃったか~」と思ってしまいました。

う~ん、そこまでの流れがナチュラルに引き込まれたので、さすがにあの‥‥

いや、あまり書くとネタバレになっちゃので、これ以上は自粛で。


そういえば、冒頭、全裸の岡田さんが屋根にいるシーンから始まるんですけど、あれは何だったんだろう?

本人の空想?う~む。



☆個人的見どころ

 ・元気ですかー!?

 ・まさかのラスト

 ・岡田さんの生尻