オスカー俳優集結!


映画とカレーと藤井

『コンテイジョン』

香港の出張からミネソタの自宅に帰ったベス。

しかし、帰宅を喜ぶ家族と団らん中に、謎の疾病で急死する。

間もなく、幼い息子のクラークも同じ症状で死亡。

同じ頃、香港、ロンドン、東京などの各都市でも同じ疾病が原因とみられる死者が。

報告を受けた疾病予防管理センターは、直ちに原因究明に乗り出すが、感染者は増える一方。

やがて根も葉もない風評なども広がり、街は混乱に陥って、人々は暴徒と化していく‥‥。


------------


ウィルスパニック物です。

何が怖いって、感染経路が分からないのが、一番怖いでしょうから。

空気感染なのか、接触なのか。チューなのかアレなのか。

その辺の人々の困惑具合を、どう描くかが見どころですからね。これ系の映画は。


その点、ダテにオスカー俳優・女優を並べてるわけじゃなかったですね。

それぞれの思惑や立場から、ウイルスパニックに立ち向かう人、翻弄される人を演じておられまして。

人々の恐怖が加速度的に増して行く様子が、生々しく描かれておりました。


でも、ストーリーとしては、今までにあったウィルスパニック映画で観たものを超える程ではなかったです。

やっぱり、こういう映画は、今までになかった表現だの解決を求めてしまいますもんね。観る側としては。

どんなウィルスで、どんな風に感染して、どんな症状が出て、どんなところから解決方法を見いだすのか。

どれも新しい感じではなかったです。生意気にすんません。

病気の発生起源の見せ方は「おお~」と思いましたけれども。


そういえば、なぜか感染しないマット・デイモン中心に話が進むのですが。

その辺の理由もやはり欲しかったような。

そりゃあ感染する人しない人いるでしょうけど、これだけ世界を巻き込むウィルスですから。

なんかしらの理由が僕は欲しかったですね。


これだけの豪華メンバーですし、あの「オーシャンズ」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ監督ですし。

僕がハードルを上げすぎたのもあるかもですけどね。

いや、このメンツだと上がっちゃうでしょ!



☆個人的見どころ

 ・オスカー俳優共演

 ・ウィルスの恐怖

 ・1日目