闘魂三銃士は出ません。


映画とカレーと藤井


『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』

17世紀のフランス。

18才のダルタニアンは、銃士になることを目指し、片田舎からパリに出てきた。

血気盛んなダルタニアンがパリの街でケンカをふっかけたのは、偶然にも憧れのフランス最強・三銃士の3人。

ひょんなことから念願かない、仲間入りを果たす。

4人は、ルイ13世に不満を持つリシュリュー枢機卿の裏切りにより奪われた首飾りを取り戻すため、イギリスへ。

しかしそこに、イギリス貴族のバッキンガム公爵と、謎の美女ミレディが立ちはだかり‥‥。



派手っすな~。

こういう映画好きですよ。

「そんなアホな!」と言いたくなるギリギリアクション満載の。

常人なら3回ずつくらい死んでますよ。それぞれ。

さすがは「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督。

相変わらずアクションシーンをカッコ良く撮りはるのです。


登場キャラも良かったですね。敵味方どっちも。

それぞれみんな、どこかコミカルさを感じる分かりやすいお芝居だったんですが。

それがこの、どこかマンガチックな世界観に合ってるのかなと。僕は思いました。


ミレディ役のミラ・ジョボビッチは、相変わらずの美しさとキレキレのアクションで。

ダルタニアン役のローガン・ラーマンは、撮影時本当に18才だったそうです。

いやはや、なんとも堂々としたお芝居っぷりでしたよ。

やんちゃで粗雑だけど憎めないダルタニアンにぴったりでした。

今後が楽しみな役者さんですな。


オーランド・ブルームはじめ、悪役はもっと悪くてよかった気はしましたけど。

もっとゾワゾワしたかったですね。その悪さに。


僕はこういうエンターテイメントな映画が好きなのでハマりました。

アクションの派手さと、衣装・セットの豪華さ。それをテンポよくドドドンと見せてくれましたので。

逆に、映画をじっくり観たい派の人には、ちょっと物足りなさがあるかもですね。


そしてラストは‥‥やってくれました。アンダーソン監督。

あの映画と同じ終わり方やないかい!どの映画かは言わんけど!


続編あるんですかね。

やる気満々の終わり方でしたけど。

キャストも世界観も好きなので、僕はぜひやって欲しいです。

その時は、さらなる続編をにおわせないで、ぜひいったん終わらせてくださいませ。頼むでしかし!


余談ですけど

あの名作ドラマ「スクールウォーズ」で有名になって、今も団体スポーツ等で使われる

「One for all、All for one」=「一人はみんなのために、みんなは一人のために」

は、この物語が発祥らしいですよ。なんか感動!



☆個人的見どころ

 ・飛行船対決!

 ・ミラ姉・ドレスでアクション

 ・太った召使い