「俺たち」シリーズ最新作!


映画とカレーと藤井


『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』

ニューヨーク市警のスーパー刑事コンビ・ハイスミスとダンカンは、派手なカーチェイスと銃撃戦で犯人を確保し、マスコミや上司からは叩かれていたが、市民からの支持は絶大。

しかし、その裏では多くのアザーガイズ(その他大勢)が、その座を羨んでいた。

ある日、ハイスミスとダンカンが、犯人追跡中に殉職。

スター刑事の座を狙ううちの一人テリーは、ここぞとばかりに動き出すが、彼には問題があった。

相棒であるアレン(ウィル・フェレル)が、デスクワークに集中していて、現場に一切出ようとしないのだ‥‥。



「踊るフィギュアスケーター」で、日本でも一躍有名になったウィル・フェレル主演作です。

もちろん今回もおバカコメディ。

笑いどころ満載でございました。

今作のフェレル兄さんは、髪もピシッと短めにし、スーツでパリッと決めているので、えらく常識的だなと思ったんですが。

常識人に見える中での異常性というか狂気というか、そこのギャップが素敵でしたね。


しかし、「俺たち」とつけると、どうしても「フィギュア~」と比べちゃうわけで。

あの作品のバカさ加減と比べると、どうしてもパワー的に落ちるというか。僕はですよ。

ウィル・フェレル主演だからって、全部「俺たち」つけなくてもいいんじゃないですかね?

特にシリーズなわけでもないし。

どうすかね?


とはいえ、ここ最近ストレートなおバカコメディをあまり観てなかったもんで。

僕の砂漠のように乾ききった心(うそ)を、笑いの軟水で潤してくれる作品ではありました。

フェレル兄さん、次も期待しています!


それにしても、作品中でプリウスがやたらいじられてたんですが、なんかアメリカ人のツボに入るんだろうか?



☆個人的見どころ

 ・アレンの嫁

 ・ハイスミス・ダンカン殉職シーン

 ・プリウス