好きです!ゲキシネ!


映画とカレーと藤井


「薔薇とサムライ(ゲキ×シネ)」

17世紀のヨーロッパ。

女海賊アンヌ・ザ・トルネードは、海賊のみを襲う海賊として、民衆たちからも愛されていた。

ある日、実はアンヌがコルドニア王家の血を引く王女であることが判明。

後継者のいないその国の願いを聞き入れ、戸惑いながらも王位を継ぐことになる。

アンヌの用心棒で、日本から来た盗賊・石川五右衛門は、様子を見るために城に潜入。

そんなコルドニアでは、国を牛耳る大宰相ラーカムが、国を乗っ取るための策略を企てていた‥‥。



映画館で観る演劇。それがゲキシネ。

僕が観るのは何作目でしょうか。

このシリーズ(と言っていいのか)は、本当にハズレがないです。

その中でも、この「薔薇とサムライ」は、個人的に一番楽しかった!


とにかくもう、映画館で観てもらうしかないですね。

後でDVDになったりもするんでしょうけど、それではゲキシネの魅力は半減以下ですから。

この臨場感とドキドキ感。

鳥肌が何回たったことか。


今回、天海祐希さんが主演だったんですが、それが本当にカッコ良くて。

さすが元宝塚の男役トップ。

立ち振る舞いがピシッ!としてるんですよね。一挙手一投足が。

女海賊役が、中世の世界観・ハードロックな音楽とめちゃくちゃ合っていて、ほれぼれするくらいカッコよかったですよ。


ストーリーも二転三転。

そこに笑いを交えながら小気味よく進んで行くので、ラストまであっという間でした。


たまにテレビでやっている舞台中継とは、全く別物と考えてくだされば。

食わず嫌い(観ず嫌い?)の人は、騙されたと思ってぜひ一度。

2,500円とお高めですし、休憩挟んで3時間以上の長丁場ではありますが、それだけの値打ちは十二分にありますよ。

このドキドキは、ぜひとも映画館で!


毎回思うんですけど、本当に一度生の舞台を観てみたいっすな~。劇団新感線。



☆個人的見どころ

 ・天海祐希さんの女海賊

 ・冠徹弥さんのハイトーンボイス

 ・女装癖のおじさん