松本人志監督第3弾!


映画とカレーと藤井

「さや侍」

伊香藩水位微調役だった野見勘十郎は、妻の死のショックで刀を捨て脱藩。

娘のたえを連れて、逃亡生活を続けていたが、ついに囚われの身になり、「三十日の業」を受けることに。

これは、笑顔を忘れた若君を、三十日以内に笑わせることができれば無罪放免。

できなければ切腹というものだった。

しかし、侍としての父の生き方に疑問を持つたえは、潔く切腹しろと言う‥‥。



松本人志さん監督の第3作目です。

前の2作も拝見させていただきましたが、そちらに比べると非常に分かりやすいストーリーだったように思います。

なおかつオリジナリティ溢れる設定でしたし。

その、オリジナリティへのこだわりは、毎回本当にすごいと思います。


野見さんという素人さんが主演だったのですが、これがとても良かったですね。

変に演じようとせず、目の前に与えられたことを一つ一つ全力でやってるのが伝わってきて。

そこに、何とも言えぬ迫力とリアリティを感じました。


あと、たえ役の女の子がうまいのなんの。

最近、子役ブーム(?)ですが、この子もすごい。

教えてくれ。39にしてダイコンの僕に。


後はもう、受け取る人によって感想が全然違ってくる作品でしょうね。

ラストは、意外性もあってグッと来るところもあって。

御本人が何かのインタビューでおっしゃってましたが

「ダウンタウンの松っちゃんが撮った映画」

と意識せずに観た方が、スルッと入り込める映画だと思います。



☆個人的見どころ

 ・野見さん

 ・たえちゃん

 ・お坊さん