小栗旬・長澤まさみ共演!


映画とカレーと藤井


「岳 -ガク-」

山が大好きで山を知り尽くした山岳救助ボランティアの島崎山歩(小栗旬)。

彼は、たとえ自分の過失で救助を求めた者でも、決して責めることはせず、笑顔で「また山においで」と言う。

そんな山歩のいる山の、北部警察署山岳救助隊に配属されてきた椎名久美(長澤まさみ)。

幼い頃に山で父を亡くし、男になめられまいと厳しい訓練をこなす久美。

彼女は、時に要救助者が死亡していても、その後でモリモリとゴハンを食べるドライな山歩の態度が、どうしても理解できない‥‥。



いや、これは、なかなか。

失礼な言い方ですが、そこまで期待していなかったんですよ。

邦画の雪山物って、どうしても迫力に欠けるように見えるものが少なくなくて。

もちろん僕のイメージですよ。

でも、この作品は、雪山の美しさと厳しさがたっぷり表現されていたと思います。

ストーリーはベタっちゃベタでしたが、山歩のキャラクターと合っていてそれもグーでしたし。


その山歩のキャラがちょっとクサイかなとも思って、最初はちょっと戸惑ったんですが。

マンガが原作なので、それはそれでありなのかなと思ってみていたら、途中からかわいく見えてきちゃいました。

小栗さんの笑顔は爽やかっすな。

逆に、長澤さんはいつものかわゆさを封印して、熱血でクールな役を演じておられましたが、そこはやっぱり普段の爽やかさが漏れ出ちゃってましたね。

やっぱり長澤さんには、キュンキュンしてしまう笑顔を振りまく役をやって欲しいっす。僕は。


多少マンガチックで「うそ~!」な展開もありましたが、そこは好みで分かれるかな~。

僕は特に気にせず観れました。気にしない精神。

雪山登山の厳しさだけでなく、そこでしか見ることができない、素晴らしい景色もたくさん詰まってましたし。

寒いのが苦手で、雪山なんてもってのほか!という僕でも、ちょっと登ってみたくなりましたね。

いや、なるべく平に近い山で。日帰りで行けるくらいで。いつも天気が良くて。絶対遭難しない雪山なら。‥‥ない?


原作を読んでないので、そっちのファンの方にはどう見えるか、僕には分からないですが。

僕は楽しんで観ることができました。

原作も読まにゃあ。



☆個人的見どころ

 ・雪山の厳しさ美しさ

 ・山歩の笑顔

 ・やっぱりかわいいまさみ様