「300」のザック・スナイダー監督作品!


映画とカレーと藤井-DVC00025.jpg

美しいブロンドの少女・ベイビードールは、母の死後、遺産を狙う義父と争い合いになり、彼の企みで精神病院に入れられてしまう。

彼女は施設の中で、自由を夢見て空想する。

戦国時代の日本。怪物のような武将たちと日本刀で戦う自分。

そんな彼女に、高僧からの助言が。

ここから脱出するためには、地図、火、ナイフ、鍵。

そこにもう一つを加えた5つを揃えろと‥‥。



なんともまぁ、不思議な映画です。

最初、ベイビーと義父の争いが繰り広げられ、そこから精神病院へ。

予告編で観ていたような、バケモノ武将との激しいアクションはどこで出てくるのか?とヒヤヒヤ観ていたら。

ようはそこは、ベイビーの空想なんですな。

それが、現実で起こっていることとリンクしてくるという。


この作品の魅力はもう、その空想の中で行われるバトルシーンですね。

SFのようなゲームのような。

美しい金髪ツインテールのベイビーが、ミニのセーラー服をヒラヒラさせながら迫力の戦いを繰り広げるという。

日本男児のオタク心をくすぐりますな。

「300」のバトルもかなりの迫力でしたが、この作品もかなり。

スローモーションを効果的に入れるザック監督のアクション、僕は好きっす。


そしてなにより、ベイビー役のエミリー・ブラウニングのかわいいこと。

お人形さんのようですよ。本当に。

注目だ。遅いかな?


ただ、ストーリー的な分かりにくさも否めず。

最初よく分からなくて、ボヘーと観ていたらだんだん分かってきて。

そこからは余裕こいて観ていたら、もう1回ひねりが入って、まわ分からなくなって‥‥。

ラストも、僕なりに理解したつもりでいるのですが、それが合ってるのやらどうやら。

う~む。


ザック監督のアクションシーンはかなり好きなので、1回混じりっけなしの近未来アクション映画撮って欲しいっす。

主役がエミリーなら、さらに良し!



☆個人的見どころ

 ・やたらかっこいいバトルシーン

 ・オタク心くすぐるベイビードール

 ・二転三転四転あってのラスト