監督リドリー・スコット、主演ラッセル・クロウ!


映画とカレーと藤井-ロビン・フッド

「ロビン・フッド」

12世紀末のヨーロッパ。

十字軍の射手として戦っていたロビン・フッドは、偶然イングランドの騎士・ロクスレーの暗殺現場に遭遇。

彼の遺言を聞き入れ、彼の父でノッティンガムの領主であるウォルターに、大事な剣を届ける。

しかしその父に、ロクスレーの身代わりとして生きることを頼まれてしまう。

断りきれず、仕方なく一旦受け入れるロビンだが、次第にロクスレーの未亡人・マリアンとも心が通いあっていく。

だがその頃、フランス軍によるイングランド侵攻の謀略が、着々とすすんでいて‥‥。



久しぶりの大作映画ですね。

いや、僕個人が観てる中で。

なんか、中世ヨーロッパあたりの、戦国物で大人数がワーッと戦ってたりすると、

「おお!大作だ!古き良き時代の大作映画みたいだ!」

と思ってしまう僕なのです。

実際に迫力ありましたしね。

見応えは十分でした。


ロビン・フッドがどんな人かは、詳しく知らなかったのですが。

以前後輩にそんな話をしたら、「ああ、頭のリンゴを弓で射落とした人ですよね」って、それはウィリアム・テルですので御用心。

だが気持ちは分かる!

弓の名手のイメージありますもんね。ロビン・フッドも。


やたら「アウトロー」みたいなとこを冒頭でプッシュしてたんで、そういうダークヒーロー的な存在なのかと思っていたのですが、違うんですな。

普通に真っ当な庶民のヒーローでした。

じゃあなぜ「アウトロー」と呼ばれたのか。

そこは最後まで観て納得。今は内緒


ストーリーは分かりやすくて盛り上がりもあったし、映像もかなり迫力があったんですが、どこか少し物足りなさを感じてしまったのは、ロビン・フッドという人物への思い入れのなさなんですかね。僕個人の。

それこそ、日本人は坂本龍馬が好きな人が多いですいが、外人さんからしたら、あんまりピンと来ないように。

いや、見応えはあったんですよ。本当に。

もう一つグッと来るところが欲しいと言ったら、贅沢になりますかね。うむむ。


ラッセル・クロウはもう、相変わらず安定して渋いっすな。

「安定して渋い」ってのもおかしな言葉ですが。

この映画で、役者力での画面への引きつけをすごく感じました。

観るなら映画館の大スクリーンで観てもらいたい作品です。



☆個人的みどころ

 ・ラッセル・クロウ

 ・合戦シーン

 ・最後の一矢