来た~!好きなマンガ~!
「BECK」
平凡な高校生のコユキ(佐藤健)は、偶然帰国子女の天才ギタリスト・竜介(水嶋ヒロ)と出会い、そのギタープレイに感動して、ギターを始めることに。
のめり込むように練習するコユキは、潜在的な才能もあって、みるみる上達する。
そして、竜介とボーカルの千葉(桐谷健太)、ベースの平(向井理)に、コユキとその同級生のサク(中村蒼)を加えた5人でバンド「BECK」を結成。
ライブハウスで動員を増やし、自主制作CDも売れ行き好調。
大型ロックフェスの出演も決まり、順調に見えたBECKだったが、あるところから思わぬ妨害を受けることになり‥‥。
原作のマンガ「BECK」が大好きでして。
だからこそ、不安もたっぷりでした。
正直、以前同じ堤監督の撮った「20世紀少年」は、僕としてはあまりハマらなかったので。
でも、そんな不安はなんのその。
僕が想像していたよりかはずっと楽しめました。
いや、どんだけハードル低く設定しててん!失礼しました。
なにより、キャスティングの妙ですよね。
コユキ、サク、千葉、平くんに竜介、そして真帆。
それぞれナイスキャストで。
贅沢言えば、ちょっと竜介の熱さが気になったくらいですかね。
もっとクールでいて欲しかったかも。
個人的には、その中でも桐谷さんの千葉と向井さんの平くんはかなりグー。
熱くコミカルな千葉と冷静な平くんは、マンガから抜け出たのかと思えるほど完コピでした。
蘭さん役の中村獅童さんなんて、怪しい雰囲気まで似てて爆笑でしたし。
あ!我らの兄さん・カンニング竹山さんの斎藤さんを忘れてはいけない!そこもいい!
ただ、原作との似てる具合を重視したのか、お芝居的にあんまり‥‥な人もチラホラいたのは、少々残念でしたが。
いや、誰ってこっちゃないんですが。
でもやはり一番気になるのは、演奏のシーンと楽曲ですよね。
特にコユキの歌声は、世界レベルのものという設定ですから。
そこをどうしているのか‥‥は、ぜひ劇場でお確かめ下さい。
僕はあれで良かったと思ってます。
正直、人気マンガの実写映画化となると、誰がどこまで似てるか、とか、どのエピソードをどうやって使ってるか、というところに目線が行くと思うんです。
そういう意味では、僕は原作ファンの人でも納得できる作品ではないかと。
もちろん、全員が全員がいい!なんて言うことはないと思いますけど。
不満爆発の人もいると思いますし。
僕は、原作を呼んでいる時の血がたぎる感じに近いものを受け取りました。
ラストのフェスのシーンなんか、超人気バンドのライブ映像を見ているかのような臨場感でしたよ。
あ~、もっとちゃんとギター練習しときゃあ良かった!(練習したけどうまくならなかった事実は隠蔽)
よし、また1巻から原作読もう。
そういえば、原作知らない人には、どんな映画に見えるんだろうか‥‥?
☆こんな人におすすめ
・熱いバンド系映画好き
・原作「BECK」ファン
・夢見るバンドマン
(9月4日公開)