ドロドロ。


映画館を漂流中。-さんかく


「さんかく」

自意識過剰でかっこつけな男・百瀬(高岡蒼甫)は、恋人の佳代(田畑智子)と同棲中。

しかし、身勝手な百瀬のせいで、2人の仲はちょっと倦怠期気味。

そんな時、夏休みを使用して、佳代の中学生の妹・桃(小野恵令奈)が泊まりで遊びに来た。

体は早熟だが、無防備な下着姿で部屋をうろついたりする桃の大胆な行動に、百瀬は次第に恋心を抱くようになる‥‥。



なんとなくバカな男が振りまわされる、淡い恋愛映画なのかなと思ってたんですが、なんのなんの。

途中からどんどん重いドロドロの展開になって行って、予想以上に引き込まれてしまいました。

しかも、妙にリアリティがあって、身近に起こりそうなのがなんか怖かったです。

普通に見える風でも、自分は正しいと思っていても、ちょっとしたきっかけで、人は異常な行動を取ってしまう可能性がありますからね。

そこが丁寧にしっかり描かれていたので、見応えありました。


ただ、3人が3人ともおかしい人で。

いや、普通にまわりにいそうな人たちではあるんですけれども。

僕としては3人誰にも共感できず、途中ちょっとイライラしてしまいました。

ま~、3人とも身勝手なこと。

もうちょっと相手の気持ちも考えなさい!と、居酒屋で説教してやりたくなりました。向こうのおごりで。


桃役の小野さんはAKBの人なんですね。

幼い顔と舌っ足らずなしゃべり方、なのにむっちりしたボデイが、小悪魔的な桃役にピッタリでした。

ええ、そりゃあもうムカつかされましたよ。桃には。

確信犯的な小悪魔さに。

みなさんも小悪魔には御用心。

僕みたいな独身のおっさんが一番引っかかりやすいんですしょうけどね‥‥。


詳しくは言えませんが、ラストはちょっとズルい気がしました。

観る人に委ねたのかもしれませんが、だとしてもちょっと投げ過ぎかなと。

答えをちょうだい!答えを!



☆こんな人におすすめ

 ・ドロドロ系恋愛映画ファン

 ・ロリ系美少女好き

 ・恋に突っ走ってしまうタイプ