ジャッキー久しぶりのアクション!


映画館を漂流中。-ダブル・ミッション


「ダブル・ミッション」

表向きは冴えないペンのセールスマンのボブ(ジャッキー・チェン)だが、実は中国から出向しているCIAの敏腕エージェント。

彼は、隣の家に住むシングルマザーのジリアンとの結婚を考え、平穏な生活を手に入れるため、エージェントを辞める決意までする。

しかし、ジリアンの3人の子供たちからは、どうも好かれていない。

ある日、しばらく家を空けることになったジリアンに代わり、子供たちの面倒を見ることになったボブ。

家事に奮闘するボブだが、子供のうちの一人が、ボブのPCからロシア当局の極秘データをダウンロードしてしまったことから、家族は狙われることになる‥‥。



前作の「新宿インシデント」では、ジャッキーはアクションを封印して、シリアスな演技を中心にした作品だったので、ファンはこういう作品を待っていたのではないでしょうか。

そのファンの期待通り、冒頭からラストまで、ジャッキー節のコミカルな動きを多用したアクション満載でした。

やっぱりジャッキーはこうでないと。


しかも役柄が、普段は冴えない男を演じるスパイ。

ベタ!

でも、このベタさを許せるのがジャッキー!

ちょこちょこ出てくるスパイ小道具も、なぜか哀愁を感じさせるレトロなデザインだったりして。

良い意味で、一昔前の香港アクションコメディ活劇を観ているようでした。


ただ、どうしても寄る年波は隠せないというか。

以前なら体当たりでやっていたであろうシーンも、やはりワイヤーなどを使用しているようでして。

あきらかにスピードも落ちてましたし。

あのジャッキーも、もう56才ですから。

逆に言うと、56才でこの動きはすごいんですけれども。

子供の頃からジャッキー映画を見ている僕なんかの世代にとっては、ちょっと寂しさを感じる作品にもなりましたね。


とはいえ、ジャッキー最後のアクション映画になるかもとの噂もあるこの作品。

ファンならスクリーンで観ておかねば、ですよ。



☆こんな人におすすめ

 ・懐かしのアクションコメディ映画ファン

 ・スパイに就職希望

 ・ジャッキー!まだまだ行けるよ!