市原隼人さん・高良健吾さん、イケメン共演!
「ボックス!」
気弱な優等生ユウキ(高良健吾)は、やんちゃな幼馴染みのカブ(市原隼人)に誘われ、高校で同じボクシング部に入部する。
怠け者だが天性のボクシングセンスがあるカブは、いきなり出た大会で連戦連勝。
その才能を周囲に見せつける。
しかし、無敵の怪物と言われる現高校王者と対戦してあっさり負けてしまうと、そのショックでボクシング部を退部してしまう。
そんなカブを横目に、真面目な性格から着実にトレーニングを続けるユウキは、内側に潜んでいたボクシングの才能を開花させていく‥‥。
男の友情っすな~。
先日観た「書道ガールズ!」が女の友情ならば、こちらは紛れもない男の友情。
クサい余計なセリフが少なかったのが、逆に男くさくて良いですね。
燃えました。
守るべき気弱な親友から、ライバルへと成長して行くユウキを見るカブの複雑な心境を、市原さん熱演で。
熱くて真っ直ぐで、でも不器用で。口は悪いけど性根は優しい。
そんなナニワの春団治的なカブが、市原さんのイメージにバッチリとハマッてました。
大阪出身以外の人が大阪弁の役をやると、大阪出身の僕としてはどうしても違和感を感じたりするのですが。
いや、大阪に限らず、方言のある地方が舞台の映画だとありがちだと思いますけど。
でも、市原さんの大阪弁はかなりナチュラルでしたよ。
本物の大阪のチンピラみたいでした。あ、良い意味で!
そして、なにより素晴らしかったのは、肝心のボクシングシーン。
カブとユウキのライバル・稲村選手が、なんと本物のプロボクサーの諏訪雅士さんという方なのですが、市原さんはその人を相手に回し、1ラウンド(アマチュアルールなので2分)丸々ノーカットで戦っているのです。
これはすごかった!
こういう格闘系の映画は、ある程度のところまではやりつつも、後はカット割りやアングルなんかでカッコよく見せる(悪く言えばごまかす)ことも少なからずあるのですが、これだとごまかしが効かないですからね。
本物のボクシングの試合を見ているように、手に汗握ってしまいました。
高良さんのボクシング姿もかなりカッコ良かったのですが、お2人はこの映画のために4ヶ月のボクシング特訓をしたそうです。
とはいえ、たった4ヶ月でここまでなりますか?
役者魂っすな~。
余談ですが、先日引退を発表した宝生舞さんの最後の出演作がこれだそうです。
カブの母親役でした。
べっぴんさんなのに、大阪のケバくてやかましいオカンを好演されておりました。
引退か‥‥もったいないっすな‥‥。
☆こんな人におすすめ
・男クサ友情映画好き
・熱血スポーツ映画も好き
・汗かきイケメン大好物