現役医師でもある大鐘稔彦さんのベストセラー小説の映画化です。
「孤高のメス」
大学病院に依存しきった市民病院のさざなみ病院に、外科医の当麻(堤真一)が赴任してきた。
患者のことを第一に考え、オペの手際も流れるように鮮やかだった。
そんな彼を、大学病院から出向で来ている、出世と保身で頭がいっぱいの医師たちは反発するが、その一方で看護士の浪子(夏川結衣)たちはやる気を取り戻していく。
そんな中、市民病院の強化に努める市長が末期の肝硬変で倒れてしまう。
彼を救う手段は、まだ法で認められていない脳死肝移植のみなのだが‥‥。
いや~、見応えありましたよ。
ストレートなストーリーだったので、意外性はなかったですが、逆に言えば超王道で。
シンプルだからこそ、命の重さというのが、ズッシリと感じられる作品でした。
カッコ良いっすな。堤真一さん。
「患者を救う」ことを何よりも優先する、ある意味職人気質な外科医を迫力たっぷりに演じてらっしゃいました。
手術の手際も、プロさながらで。いや見たことないですけど。
夏川結衣さんも好きなんですよね。
今、きれいで優しいお母さん役といえば、夏川結衣さんと高島礼子さん。自分ランキング。
この2トップは、ワールドクラスですよ。ええ。
ただ、結構手術のシーンが映ったりもするので、血が苦手な人はちょっとしんどいかもです。
ええ、内臓も(もちろん作り物でしょうけど)バッチリ映ってますで。ダンナ。
ちなみに僕はそういう時、ぼんやり上に目線をずらしてやり過ごすことにしております。血ぃ苦手。
他にも柄本明さんや余貴美子さん、生瀬勝久さんなど、演技派の方が多数出演してらっしゃったので、とても重厚で見応えのある作品に仕上がっておりました。
良い映画を観たな~。と思える作品ですよ。
☆こんな人におすすめ
・本格医療ドラマ映画好き
・夏川姉さんラブ
・ワイは医者になるんや