重いっすよ~。
「息もできない Breathless」
友人の経営する取り立て屋で働くサンフンは、取り立て相手だろうが仲間だろうが、誰彼構わず暴力をふるうので恐れられている。
サンフンは、幼い頃に家庭内暴力が元で母と妹を亡くしていた。
その原因となった父親が出所し、サンフンはただ父を殴りつける。
ある日、サンフンは女子高生のヨニと出会う。
彼の暴力的な態度にも一切ひるまないヨニに、どこか惹かれるものを感じるサンフン。
そんなヨニも、家庭内に暴力を抱えていた‥‥。
いや~、重かったです。
まさに息もできない。観ている方も。
緊迫感とリアリティが半端じゃなかったですね。
暴力的なサンフンの出す危ない雰囲気とリアルな暴力描写で、乙女のように終始ドキドキでした。
内容がこれまたヘビーで。
暴力が暴力を生み、それがめぐりめぐるストーリーにやりきれなくなりました。
それでも、ヨニとの交流で徐々に柔和になってくるサンフンだったんですが、ラストが‥‥内緒。
あ~、そうなんか~‥‥と。
僕の友達のルーシー(マンガ家志望)から勧められて、彼は絶賛していたのですが、そういう人がいるのも分かります。
僕も最後まで引き込まれて観ましたし、映画として面白かったですので。
ただ、僕はハッピー系を好むので。ねぇ。
落ち込み系の映画を好む方には、文句なしにおすすめですな。
☆こんな人におすすめ
・リアルな暴力映画好き
・落ち込み系映画も好き
・でも暴力反対!