人気マンガの実写映画化です。
「彼岸島」
幼なじみの親友たちと、ごく普通に暮らしていた明。
そんな明の前に、謎めいた美女・冷が現れる。
冷は、2年前から行方不明になっている明の兄・篤が、彼岸島という孤島にいると言う。
篤を助けるため、一緒に彼岸島に行こうと言う冷とともに、明と仲間たちは船に乗って島へ。
しかしその島は、吸血鬼たちに支配された悪夢のような島だった‥‥。
ええ、原作はバッチリ読んでおります。
連載開始当初のイメージより、回を増す事に島が巨大になっていってる気がするのは置いといて。
連載の方がまだ続いているので、落としどころをどうするのかと思っていたのですが、そこはうまく終わらせてありましたね。
終わったような、次の惨劇を臭わすような。
と思う反面、消化不良の部分も。
敵ボス・雅(みやび)の出生の秘密とか、マッドサイエンティスト・五十嵐のこととか。
そんなこんなもあったり、表現の限界もありますし、原作を知っている方はちょっと異世界だと思って観た方がいいかもです。
あと、実写だから仕方ないのかもしれませんが、やはり原作の猟奇的な雰囲気は、少し薄まっておりました。
吸血鬼たちが人間を人質に取ったら全裸で監禁するとことか。
吸血鬼に血を吸われると、全身の力が抜けてチビッちゃうとことか。
そういった異様なところは、さすがに全部省かれておりましたので。
原作を知らないならいいかもですが、知ってる人間からすると、ちょいとソフトかな~と思ったりも。
まぁ、あんまりグロくすると、原作ファン以外を突き放しちゃうからかもしれませんが。
雅役の山本耕史さんが良かったですね~。
雅の、異彩を放つ妖しさと美しさをバッチリ演じておられました。
もっと見てたかったです。えへ。
決して悪い意味ではないんですが、とてもB級感の漂う映画でございました。
怪奇系の邦画って、何でそうなっちゃうんでしょうかね?
CGの限界のせいとかあるんでしょうか。
一昔前より、格段に良くなってると思うんですが‥‥ねぇ。
はてさて、続編はあるのでしょうか?
☆こんな人におすすめ
・原作「彼岸島」好き
・バンパイア系オカルト映画ファン
・山本耕史様の裸体を拝みたい!