なんとあのヤマトが、26年ぶりにスクリーンに復活!


映画館を漂流中。-ヤマト復活編


「宇宙戦艦ヤマト 復活編」

西暦2220年。またも地球に危機が訪れた。

太陽の300倍もの質量を持つ移動性のブラックホールが、地球に迫ってきているのだ。

地球連邦政府は、すぐさま移民船団を組織し出発したが、第1次移民船団は、謎の敵艦隊の攻撃を受けて全滅してしまう。

宇宙の辺境の地で静かに勤務していた古代進は、ただちに呼び戻され、第3次移民船団の護衛艦隊司令に任命される。

乗り込むのは復活した宇宙戦艦ヤマト。

目指すは地球から2万7千光年離れた惑星アマール。

しかしその行く手を阻もうと、またも謎の敵艦隊が出現する‥‥。



このアニメが大ブームになったのは、僕よりちょっと上の世代でして。

でも、当たり前のようにテレビシリーズ(恐らく再放送)は見てましたし、劇場版もテレビ放映で見ました。

子供ながらに、仲間たちが死んでいく怒濤の展開に衝撃を受けたもんですよ。


そのヤマト節は、今作でも健在でした。

敵の砲弾をガンガン喰らってももちろん沈まないところとか、科学的に正解なのかどうか分からない宇宙理論を、腕ずくで納得させる力業とか。

なおかつ、今回の波動砲は、なんと6連射が可能!燃える!

昔のキャラクターや、その子供たちがちょいちょい出てくるのも泣かせますな。

個人的に好きな真田さんと佐渡先生、アナライザーが観れて良かったです。


しかし、昔に比べて人間ドラマの部分が薄かった気がしましたね。

特に恋愛の部分が。

まぁ、元祖ヒロインの森雪は古代進と結婚して娘までいますし、新たなヒロインも登場しないので仕方ないかもですが。

でも、そういう人間関係もヤマトの魅力なんで、ちょっと寂しかったです。


あと、艦隊戦の部分は迫力があったんですが、キャラデザインが妙に古めかしかったような。

なんであんな感じだったんですかね?

わざとレトロチックにしたのかもですが。


内容には関係ないんですが、始まった直後に、バカでかい字で「原案 石原慎太郎」って出たのには、かな~り冷めましたね。

いや、あのおっちゃんが好きとか嫌いではなく、普通原案の人がそんなに出しゃばらないでしょ。って意味で。

それと、一番最後に「第1部完」って出ちゃったのがまた‥‥。

何部作なの?

確かに、いろいろ問題残して終わってましたけど。

やられた~‥‥。


それでも、昔のヤマト節がお好きな方は、観て楽しめる作品だとは思いますよ。

波動砲の連射は迫力ありまっせ。



☆こんな人におすすめ

 ・宇宙戦艦ヤマトファン

 ・SF戦争アニメ好き

 ・波動砲の連射?観とかにゃあ!