ベストセラーコミックの映画化だそうです。


映画館を漂流中。-僕の初恋をキミに捧ぐ


「僕の初恋をキミに捧ぐ」

8才の頃に出会った逞(たくま・岡田将生)と繭(井上真央)。

しかし逞は心臓に重い病気を患っており、20才まで生きられないだろうと宣告されていた。

そして2人は高校生に。

繭は今も逞を愛し続けていた。

しかし逞は、そんな繭をいずれ訪れる別れで悲しませないために、自分から遠ざけようとする‥‥。



最近流行りの携帯恋愛小説にあるような、不倫だレイプだ妊娠だというような要素は一切なく、昔からの王道とも言える難病系恋愛物ですね。

岡田さんと井上さんの、この世代では最強の部類に入る爽やかカップルも素敵でした。


ただ、言いたいことがあるんす。ええ、あるんす。

映画とはいえ、演出とはいえ、2人の子供時代を演じた子役たちに、キスシーンをさせるのはどうなんだい。

未遂とはいえ、お医者さんごっこをさせるのはどうなんだい。

それを微笑ましいと思った人もいるかもしれませんし、それを狙った演出なんでしょうけど。

でも、それをやらされているのは、右も左もまだ分かってない、自分できっちり判断のできない子供たちですから。

もちろん、お互いが好き同士でもないんでしょうし。

いや、好き同士でもカメラ前でやらしちゃダメですけど。

と言うか、最近映像の規制が厳しくなってきているのに、そこはいいんですかね?

原作であったからやらせたのかもしれませんが、それを実際にやらす必要があったのでしょうか。

ちょっと監督の神経を疑いました。

‥‥とか書く僕のアタマが古くて固いんでしょうか?

どっちにしろ、僕の道徳観では考えられないです。


そことは関係ないですが、自称「学園のアイドル」と言っている人のキャラが全然カッコ良くなくて(顔ではなくて)、そこもどうかと思ってしまいました。

なんというか‥‥古い‥‥。

あと、高校入学式の繭の行動も。

あれやられちゃうと、百年の恋も冷める(古)と思うんですけど‥‥。


そんなこんなで、序盤のそのシーンでの苛立ちを引きずってしまい、途中までまともに見れませんでした。

逞や繭の家族も実力派の役者さんばかりで、見応えがありそうだったんですけどね。

王道で情熱的な純愛物がお好きな人は、ハマるかもですよ。



☆こんな人におすすめ

 ・難病系情熱的純愛物ファン

 ・真央ちゃん!真央ちゃ~ん!