原題は「ロケットマン」。ドキュメンタリーです。
宇宙。
1950年代以降、人類はこの未知の領域に挑み続けてきた。
1958年からアメリカで始まった、有人宇宙飛行計画「マーキュリー計画」。
60年代から始まった、月への有人飛行計画「アポロ計画」。
そして時代はスペースシャトルへ。
その間、不幸な犠牲者を出しながらも、人類は一歩ずつ宇宙との距離を近づけて行く‥‥。
NASAの未公開映像などを盛り込んだドキュメンタリー作品です。
僕が物心ついた頃には、すでに有人月面着陸が成功していましたから。
それ以前のことは、やはり詳しくは知りませんで。
その黎明期の、壮絶な挑戦や実験の数々は迫力がありましたね。
しかも当時って、トラック1台分以上の大きさのコンピューターが、今のラップトップ型よりバカだった時代ですから。
いろいろ大変だったんでしょうな~。
しかし、昔の映像を発掘したと言っても、その時代なりの映像ですから。
息を飲むような美しい映像がバンバン出てくるわけでは、決してないです。
未公開映像にしても、あっと驚くようなものがあったわけではなく。
正直、ほとんどが今までにテレビ等で観たことのあるような映像かと思ってしまいました。
全体的に、万博のパビリオンで見られるような映像の、ちょい豪華版みたいな印象でしたね。
もっと宇宙とか、宇宙から観た地球の映像なんかをバンバン観たかったです。
あと、冷戦時代の、旧ソ連との開発競争なども盛り込んで欲しかったですね。僕は。
ほぼNASAの歴史のみをたどっている作品でしたから。
確か、最初に有人宇宙飛行に成功したのは、ソ連のガガーリンさんですもんね。
「地球は青かった」でお馴染みの。
そういう両国のせめぎ合いも入れて欲しかったっすな。
宇宙にロケットを飛ばすようになって半世紀以上経つわけですが、いまだに気軽に行けるようにはなっていないですから。
宇宙との壁は、まだまだ厚そうです。
ちなみに僕は、民間人が宇宙旅行へ安価で行けるようになったとしても、絶対に行きません。
怖いから。おほほ。
☆こんな人におすすめ
・宇宙好き
・「NASA」と聞くと興奮する
・夢は宇宙飛行士