マダムにも大人気・堺雅人さん主演最新作です。

映画館はレディースデーもあってか、マダムがいっぱいでした。大河ドラマの影響?


映画館を漂流中。-南極料理人


「南極料理人」

海上保安庁の料理担当・西村(堺雅人)は、ひょんなことから南極ドームふじ基地に派遣される。

そこは、ペンギン・アザラシはおろか、ウイルスさえ生存できない極寒の地で、楽しみといえば食べることぐらい。

西村は観測隊員のため、ときに贅沢な食材を使い彼らをもてなしていたが、長い調査期間の間に人気の食材がきれたり、冷蔵庫から盗み食いするやつが現れたりと、狭いドーム基地は騒動続きだった‥‥。



「かもめ食堂」とかもそうでしたが、こういう、食事をおいしそうに描く映画っていいですよね。

特に日本食となると、日本人にはたまりまへんな。

お腹空いた状態で入ったら、軽く地獄を見ることになるかもしれませんよ。

特にラーメン!ラーメンやばい!うまそう!

食べること以外でも、閉鎖空間に閉じこめられた極限状態の人間たちの、つまらないことで一喜一憂する感じがコミカルに描かれていて、大きな波はないものの、じんわり面白い作品でした。


堺雅人さんの料理人はいいっすね。

「美味しそうに食べてくれることが何より幸せ」という気持ちがヒシヒシ伝わってきました。

この役作りのために、若干太ったらしいですよ。

確かに、「ジェネラルルージュの凱旋」の、鬼気迫る救命医とは真逆の、柔らかい感じが出ておりました。

幅の広い役者さんっすな。抱いて。

生瀬さんやきたろうさんなど、脇をかためるコミカルな俳優さんたちもグーでした。


あえて言っちゃうなら、ちょっと中だるみ感はありましたね。

長期に渡り閉じこめられている閉塞感が、こっちに伝わってきたのもあるかもしれませんが。

なので、個人的にはもう少し短くても~、と思いました。


「お腹空いた状態では地獄」と書きましたが、逆にお腹を空かせて観て、終わった瞬間出て近くの食堂にでも駆け込むっていう見方もありかもしれませんよ。

そりゃあもう、おいしく食べられることでしょう。

ただ、その時はお腹が鳴らないように注意!

映画館でお腹が鳴ると超恥ずかしいよ!



☆こんな人におすすめ

 ・おいしそうな映画好き

 ・夏バテ気味なので食欲を出したい

 ・堺雅人さん抱いて!