ハリポタシリーズ、全7部の第6弾です。


映画館を漂流中。-ハリーポッターと謎のプリンス

ついに人間界にまで広がり始めた、闇の帝王・ヴォルデモードの驚異。

魔法学校・ホグワーツの校長ダンブルドアは、かつて魔法薬学を教えていたホラス・スラグホーンを復職させる。

「ホラスが隠しているヴォルデモードの秘密を聞き出せ」

と、ダンブルドアに命じられたハリー。

ハリーは、ホラスに気に入られようと、計画的に近づくが‥‥。



もうここまで来ると、初めての人はここから観ても一切分からないでしょうね。

ハリーポッターシリーズの新作は、このシリーズのファンだけのものです。

映画ハリーが好きな人は、あれからどうなって、これからどうなっていくのか。

原作ハリーが好きな人は、小説がどんな描写になっているのか。

初見の人が入り込む余地は、一切ございません。

ラストだって、小説通りではありますが、「これからどうなるの?」的な終わり方ですし。

なので、どうしても興味のある人は、過去の作品の予習が必要ですよ。


僕は原作から入ったガッチリ原作派なんですが、映画は映画で結構好きなんです。

登場人物も世界観も、かなり本に近いイメージで作られていると思うんですが。僕は。

今回の作品も、2時間ちょっとという限られた時間にしては、うまくまとめられていたのはないでしょうか。

駆け足感は否めなかったですが、大事なところは押さえられていたと思いますし。

大事な本筋のストーリー部分に、ちゃんと恋の話もねじ込んでましたし。

本気で映像化するなら、「24」ばりに連続ドラマにするしかないですもんね。尺的に。


あと、ここは結構大事なんですが、ちゃんと日本版小説の訳し方に沿って字幕を付けてくれてまして。

魔法や小道具(?)の名前もそうですし、ルーナのバカっぽいしゃべり方とか、スネイプの仰々しい言葉使いなんかもちゃんと。

原作から入ってる僕なんかにしては、そこを違う感じにされちゃうとゴッチャになっちゃうので、細かいところですがそれはありがたかったですね。

いや、当たり前なのかもしれませんが、そんなこともちゃんとやってくれない映画も中にはあるので。


原作がそうだから仕方ないんですが、やっぱり全体的に暗めです。

クライマックス前の一番重い部分だから、仕方がないんですけど。

個人的には、「アズカバンの囚人」くらいまでの、初期のファンタジー感の強かった頃の方が好きですね。

さぁ、次はラストの「ハリー・ポッターと死の秘宝」です。
前後編に分けられるという噂ですが、はたしてどうなんでしょうか。

しかし、ハーマイオニーよりジニーより、ルーナ役の女優さんが一番かわいいと思ったのは僕だけっすか?



☆こんな人におすすめ

 ・映画ハリー・ポッターシリーズファン

 ・過去の作品を予習してから観るパワーのある人

 ・メガネ少年フェチ