久しぶりに大東亜戦争物を観てまいりました。


映画館を漂流中。-真夏のオリオン


1945年夏。沖縄南東海域。

倉本艦長(玉木宏)が指揮する日本海軍の潜水艦・イ-77は、米海軍の侵攻を防ぐべく、防衛任務についていた。

倉本の的確な読みによって輸送艦を撃沈したイ-77。

そこに、腕利きの艦長・スチュワートが指揮する戦艦・パーシバルが襲いかかる‥‥。



本当に細かいことを言っちゃうんですけど、ちゃんとした坊主じゃない若い軍人さんとか、まゆ毛の整い過ぎている若い女性がバンバン出てくるもんで、冒頭からちょっと観る気をそがれてしまいました。

最近の戦争映画は、そういうのがオッケーになっちゃったんですかね?

昔はもっと口うるさく言う評論家とかがいたような気がするんですけど。

監督さんが、あまりそういうとこには拘らない人なんでしょうか?

それとも、俳優さん・女優さん側の問題なんでしょうか。

なんにしても、僕はそういうのはあんまり好きじゃないです。


そこは置いといたとして。

戦艦と潜水艦の戦いは緊迫感があって良かったですよ。

お互いが天才的な艦長という設定で、先の読み合い・騙し合いは見応えありました。

最後の最後まで戦いの行方が分からなかったので、ハラハラと観ちゃいました。

「死ぬために戦っているんじゃない」という倉本艦長の思いに泣きそうになりましたし。

ただ、物語の鍵であるはずの「オリオンの楽譜」は、そんなに深く関わってなかったような‥‥。


戦争物は好きなんですよね。戦争は嫌いですけど。

そこにある人間ドラマや、逃れられない運命に泣いちゃうタイプなんで。

だからこそ、もっとディティールに拘った戦争映画をバチッと観たいもんです。



☆こんな人におすすめ

 ・海戦物好き

 ・潜水艦フェチ

 ・しぶい役・吉田栄作さんファン