歌舞伎界のプリンス・尾上菊之助さん主演の映画です。
探偵事務所5では、5から始まる3桁のコードネームで呼ばれる探偵たちが日夜活動していた。
そこの情報科学研究室部長である探偵507(尾上菊之助)は、暗号解読の天才。
そんな彼に、上海支部から新たな暗号解読の依頼が来た。
今までに見たことのない配列に魅了された507は、自ら上海へ。
そこで、依頼人の美女・美蘭(稲森いずみ)に出会う‥‥。
僕は知らなかったんですけど、これはシリーズものなんですね。
冒頭で、やけに有名な俳優さん・女優さんたちが、ほんのチョイ役でいっぱい出てて不思議に思ったら、今までの劇場版やドラマ版などで活躍していたみなさんだそうです。
つまり、話によって主役が替わるシステムなんですな。
なので、今までのシリーズを全く見たことがなかった僕でも、この映画は理解できました。大丈夫。
そしてこの映画です。
「探偵」「7つ道具」「暗号」など、男の子がピクンと来るキーワードが満載でした。
特に7つ道具は、細かい解説書が欲しいくらいですね。図解入りで。
でも、何と言いましょうか、尾上さんが暗号を解いてるシーンはめっちゃカッコイイんですよ。
尾上さんのクールなお芝居と、おしゃれな映像がマッチして。
そのせいか、他の部分との温度差を感じてしまったんですよね。僕は。
特に、アクションのシーンは全体的にチープに感じてしまいました。
それにしても、宍戸錠さんが大活躍でしたね。
まさか、あの往年のハマリ役「○ー○の○。ー」を劇場で観れるとは!
ぜひ人間国宝、いや、世界遺産に登録するべきです。
しかし、斉藤洋介さんも探偵役で登場していたんですが、あの怪しい関西弁は必要だったんでしょうか?
御本人も心なしかしゃべりにくそうだったんですけど‥‥。
何か原作との兼ね合いがあるんですかね?
探偵というと最近、「金田~」や「コナ~」みたいな、アクションなしのじっくり謎解き系がメインのイメージがありますが、個人的にはもっと、クールかつワイルドな松田優作さんみたいな探偵方面が好きでして。
なので、この探偵事務所5シリーズに興味が湧いてきちゃいました。
機会があったら他のシリーズも観てみたいと思います。
☆こんな人におすすめ
・クール&ワイルドな探偵物好き
・暗号フェチ
・お背中があらわに!稲森いずみファン