薄毛界の大スター、ニコラス・ケイジ兄貴の最新作です。
凄腕の暗殺者・ジョー(ニコラス・ケイジ)。
完璧主義の彼は、いくつかの自分の中のルールを決め、それを守ることで仕事を成功させてきていた。
引き際が大事だと考える彼は、最後の仕事を遂行するため、タイのバンコクへ。
まずは、いざとなったら消してしまえる連絡役として、チンピラのコンを雇う‥‥。
ケイジ兄貴、今回は軽くロン毛です。
一見、ものまね番組でズラをかぶっているモト冬樹さんのように見えなくもないですが、そこはさすがのケイジさん。
人を殺める時の冷徹な目などは、ゾクッとするほどでした。
御存知のように、ケイジさんは正義の側の役も多いんですが、こういう殺し屋の役ではまたガラッと雰囲気が変わりますね。
目もそうですが、たたずまいに迫力がありました。
さすがハリウッド俳優。
でも、「ジョーは完璧な暗殺者」という設定で、物語もそう進んでいくのですが、どうもワキが甘いといいましょうか。
「え?それはダメなんじゃない?」
と、僕が見ても思うことがしばしばありまして。
よく、「冷酷な殺人者が、いろんな出会いを経て人間性を取り戻していく」的なストーリーはありますが、そうするには、ちょいとキッカケが弱いんじゃないかなと思いました。
生意気言ってすみません。
だってそう思ったんだもん!
かわいく言ってすみません。
とは言え、ジョーの仕事っぷりはカッコよかったですよ。
暗殺者系の映画は嫌いじゃないですし。本物の殺し屋は嫌ですが。
なので、僕はもっとそっちの仕事をメインに観たかったです。
人間くさいジョーも、親しみが持てて微笑ましかったですけどね。
ケイジ兄貴、次はどんな役を見せてくれるのでしょうか。
☆こんな人におすすめ
・暗殺者系映画好き
・ニコラスケイジ兄貴ファン
・バンコクに行ってみたい