なんと、あの故ダイアナ妃の御先祖様の、実話に基づいた映画だそうです。


映画館を漂流中。-ある公爵夫人の生涯


18世紀後半のイギリス。

貴族の家に生まれたジョージアナ(キーラ・ナイトレイ)は、世界でも有数の富豪である貴族、デボンシャー公爵に嫁ぐことが決まる。

しかし、結婚直後からジョージアナは厳しい現実に直面する。

公爵は彼女に愛情の欠片も見せず、ただ男子の世継ぎを産むことだけを求めたのだ。

さらには、愛人の子をジョージアナにまかせたり、産まれた子が娘だと興味を示さなかったりと、彼女にとって苦痛な毎日が続く‥‥。



どこの国でも似たような話があるもんですな。

世継ぎがどーだ、男子を産めだ。

日本でいう、大奥とかそんな感じでしょうか。

まー、ひどいですよ。公爵のヤロー。

昼下がりのお茶の間で流したら、奥様連中が歯がみして湯飲みをテレビに投げつけるでしょうね。

うちの事務所の男爵は偽貴族ですが、この公爵に比べたらよっぽど紳士ですよ。

資産は公爵の万分の一くらいかもしれませんが。


でも、女性はこの類の話は好きそうですが、僕は男だからか、こういった類の作品には、あまり共感できませんでして。

この映画に限らずですが。

大変なのは分かるけど、それを観てどう思えばいいんだい?と思っちゃうんですよ。

だからって、公爵側の気持ちが分かるわけじゃないですが。

富と名声の欲に負けて、こんな男と結婚するあんたが悪い!と、心のどこかで思ってるのかもですね。

まぁ、僕みたいな甲斐性なしが言うこっちゃないですけど‥‥すんません。

なんとなく、ジョージアナという女性の生涯をなぞっているだけのような印象に感じてしまったのも、物足りなさの一因かもですね。


しかし、キーラ・ナイトレイはべっぴんさんですな。

しゃくれ界有数の美人・ナイトレイを主役に起用したのは、ほんのりダイアナさんに似てるからですかね。

なんにせよ、お美しゅうございました。

ゴージャスな衣装や、だだっぴろい豪邸、ド派手なパーティなど、たいそう煌びやかで、それ系の世界がお好きな方は、この作品の映像を観る価値ありかもですよ。



☆こんな人におすすめ

 ・愛憎劇系作品好き

 ・ゴージャスな貴族映画ファン

 ・キーラ・ナイトレイのアゴをつるつるしてみたい