「20世紀最大のカリスマ」と言われるチェ・ゲバラの生涯を描いた2部作の1作目です。


映画館を漂流中。-チェ 28歳の革命

1955年。

貧しい人たちの暮らしを、何とかできないかと悩む若き医師・エルネスト(チェ)・ゲバラは、旅先のメキシコでフェデル・カストロと出会う。

彼のキューバ革命の思想に共感し、わずか82人で海を渡り、政府軍とゲリラ戦を繰り広げるチェたち。

すぐに革命軍の指揮を任されるようになったチェは、厳しさと優しさをもって皆に接し、兵や貧しい民たちからの支持と人気を得ていくのでした。



チェ・ゲバラが何をした人かは知らなくても、彼の顔がプリントされたTシャツを見た人は多いんじゃないでしょうか。

僕も1枚持ってます。後輩たちが誕生日プレゼントでくれまして。

ち~っとも似合わないんで、あまり着ませんけど‥‥。


とにかく、そんなチェが、どんなことを成し遂げたかという映画です。

ほぼ実話に基づいて作られているそうな。

‥‥ですが、ちょっと分かりにくかったですね。僕には。

まず、困ったことに、似た顔の人が多い!

ほぼみんな緑の戦闘服で、ボサボサヘアーで、ヒゲありで。

チェは分かったんですが、他の人たちの見分けがなかなか難しかったです。

それと、物語中に、ちょこちょこ革命の数年後にチェが国連で答弁しているシーンが入り込んで来るんですが、それがさらに僕の脳みそを引っ掻き回してくれまして。

ぶっちゃけ、そのシーンが入ってくるたびに僕は冷めてしまいました。

なおかつ、結構時間軸がポンポーンと進んで行くので、付いていけないうちに終わってしまった印象ですね。

その辺が残念でした。


とはいえ、主演のベニチオ・デル・トロの役作りは素晴らしいという噂で、そこの迫力はすごかったですよ。

時に優しく、時に非情に判断を下すベニチオのチェを、「実際もこんな人やったんかな~」と思いながら見入ってしまっていました。


もっとチェ・ゲバラに詳しい人なら、僕より何倍も楽しめたかもですね。

逆に言うなら、この映画を観に行く人は、チェの勉強をしてから行った方がいいかもですよ。


ちょっとチェの素人=チェ素人の僕には、敷居の高い映画でしたかね~。

とはいえ、「チェ 39歳 最後の手紙」も観にいくかもですが。てへ。



☆こんな人におすすめ

 ・チェ・ゲバラに詳しい人

 ・キューバ革命を知りたい人

 ・私もカリスマになりたい!