「20世紀最大のカリスマ」と言われるチェ・ゲバラの生涯を描いた2部作の1作目です。
1955年。
貧しい人たちの暮らしを、何とかできないかと悩む若き医師・エルネスト(チェ)・ゲバラは、旅先のメキシコでフェデル・カストロと出会う。
彼のキューバ革命の思想に共感し、わずか82人で海を渡り、政府軍とゲリラ戦を繰り広げるチェたち。
すぐに革命軍の指揮を任されるようになったチェは、厳しさと優しさをもって皆に接し、兵や貧しい民たちからの支持と人気を得ていくのでした。
チェ・ゲバラが何をした人かは知らなくても、彼の顔がプリントされたTシャツを見た人は多いんじゃないでしょうか。
僕も1枚持ってます。後輩たちが誕生日プレゼントでくれまして。
ち~っとも似合わないんで、あまり着ませんけど‥‥。
とにかく、そんなチェが、どんなことを成し遂げたかという映画です。
ほぼ実話に基づいて作られているそうな。
‥‥ですが、ちょっと分かりにくかったですね。僕には。
まず、困ったことに、似た顔の人が多い!
ほぼみんな緑の戦闘服で、ボサボサヘアーで、ヒゲありで。
チェは分かったんですが、他の人たちの見分けがなかなか難しかったです。
それと、物語中に、ちょこちょこ革命の数年後にチェが国連で答弁しているシーンが入り込んで来るんですが、それがさらに僕の脳みそを引っ掻き回してくれまして。
ぶっちゃけ、そのシーンが入ってくるたびに僕は冷めてしまいました。
なおかつ、結構時間軸がポンポーンと進んで行くので、付いていけないうちに終わってしまった印象ですね。
その辺が残念でした。
とはいえ、主演のベニチオ・デル・トロの役作りは素晴らしいという噂で、そこの迫力はすごかったですよ。
時に優しく、時に非情に判断を下すベニチオのチェを、「実際もこんな人やったんかな~」と思いながら見入ってしまっていました。
もっとチェ・ゲバラに詳しい人なら、僕より何倍も楽しめたかもですね。
逆に言うなら、この映画を観に行く人は、チェの勉強をしてから行った方がいいかもですよ。
ちょっとチェの素人=チェ素人の僕には、敷居の高い映画でしたかね~。
とはいえ、「チェ 39歳 最後の手紙」も観にいくかもですが。てへ。
☆こんな人におすすめ
・チェ・ゲバラに詳しい人
・キューバ革命を知りたい人
・私もカリスマになりたい!