「Always~三丁目の夕日」のスタッフが集結!と予告で言っておりました。


映画館を漂流中。


舞台は1945年の架空都市・帝都。

日本は第二次世界大戦を回避したが、19世紀から続く華族制度により、極端な貧富の差が生じていた。

そんな中、富裕層をターゲットに絵画や骨董品を華麗に盗み出す怪盗「怪人二十面相」が現れ、世を脅かす。

サーカスの人気曲芸師・平吉(金城武)は、誰かの罠にハメられ、天才探偵・明智小五郎(仲村トオル)に、怪人二十面相として捕らえられてしまう。

果たして平吉の運命は‥‥?



邦画でこういう幻想的なアクション映画は、久しぶりに観た気がします。

僕、結構好きなんですよね。

「帝都物語」や、「魍魎のハコ」みたいな、明治~昭和初期あたりの日本を幻想的にアレンジした舞台が。

もちろんこの作品も、僕の好きな世界観がプンプン出ておりました。


あと、こういう「ダーク・ヒーロー」的なキャラがメインの作品は、邦画では珍しいかもです。

アメコミでいうバットマンのような、「完全な正義ではない」キャラクターというか。

物語的には、バットマンにスパイダーマンの要素を足したキャラが、帝都物語っぽい三丁目の夕日な町で暴れ回る作品とでも言いましょうか。

余計に分かりにくい?
アクションシーンなんかも、アメコミ系のようなCGゴテゴテじゃなくって、良い意味での手作り感があって僕は好きですね。

もちろんショボさも感じなかったですし。


でも、ちょっとテンポがゆったりし過ぎていたような気も。

ワクワクするアクションシーンと、ちょっとまったりするシーンが交互に来る感じだったんですけど、個人的にはアクションを多めにしてポンポン行って欲しかったです。

こっちの息継ぎを忘れさせるくらいに。死ぬ?


ひょっとしたら、続編もできそうですね。

金城さんと松たか子さんのコンビも、コミカルで楽しかったですし。

見終わった後のスッキリ感もあって、純粋に楽しめる作品でございました。


というわけで、明智くん!また会おう!←このセリフはなかった



☆こんな人におすすめ

 ・手作りアクション映画好き

 ・和製ダークヒーローの出現に期待

 ・怪人二十面相の正体が気になる