チュートリアル・徳井(同期よ)が、なんと加藤ローサさんとW主演してやがりました。


映画館を漂流中。-天国はまだ遠く


自殺を考え、閑散とした駅に降り立ち、タクシーの運転手に

「人のいない奥地に連れて行って欲しい」

と告げた千鶴(加藤ローサ)。

着いたところは、古ぼけた一軒家、「絶景の宿・民宿たむら」。

主人らしくない主人、田村(徳井義実)に迎えられ、部屋に入る。

意を決して大量の睡眠薬を飲んだ千鶴だったが、朝、気付けばスッキリとした目覚めが。

そんな千鶴を待っていたのは、食欲をそそる朝食のにおいでした。



まったりとしていて、いい映画でしたね。

田舎の風景がきれいで、食べ物の一つ一つもおいしそうで。


徳井は同期とはいえ、すっかり有名人になりやがって悔しいので、しょぼい芝居してやがったらボロカス書いてやろうと思っていたのですが、とぼけた雰囲気のつかみ所のない青年を好演してやがりました。

いや、本当に良かったですよ。

なんて言うか、無駄なことをしないのが逆に良いというか。


ただ、千鶴が死にに来た理由が、いまいちピンと来なかったのが残念でしたね。

ローサさんは目鼻立ちがハッキリしていて、元が明るい顔なので、あまり深刻そうに見えなかったこともあるかもですが。

でも、半端なくかわいかったですよ。

ガツンと来るハマリ役なんかがあれば、もっともっと映画界でブレイクするんじゃないですかね。

僕はもっとスクリーンで観たいと思いましたし。


ストーリー的には、最初は田舎暮らしが楽しそうで、うらやましげな目で見ていたのですが、途中からちょっと飽きてしまいまして。

個人的には、もう少し展開が早くても良かったかなと。

まぁ、せっかちな性格なもんで。

まったり観たい人には、ちょうど良いかもですが。


見終わった後、少しせつなさの残るような、じんわり系作品でございました。



☆こんな人におすすめ

 ・田舎暮らしにあこがれている人

 ・都会に疲れた人

 ・ローサファン・徳井ファン