来年公開なんですが、試写会で観させていただきました。ラッキー。
救急救命医・松岡(妻夫木聡)の元に、一人の急患が運ばれてきた。
高熱・痙攣・吐血・多臓器不全‥‥今までに見たことにない症状に戸惑う医師たち。
これは新型のインフルエンザなのか?
それとも、全く違う未知のウイルスなのか?
そうこうしているうちに、第2、第3と、多くの患者が次々に運び込まれ、その病院はパニックに。
されに被害は拡大し、ウイルスは日本全国に広がっていくのだった‥‥。
いわゆるウイルスパニック物ですね。
冒頭の、未知の菌が知らず知らずのうちに飛び散って行く感じは、観ててすごく怖かったです。
でも、全体的には、ぼんやりした印象で終わってしまった感じは否めないですね。
思うに、いろんな要素を詰め込み過ぎたんじゃないかなと。
あと、作りが荒いのか、そんなに揚げ足取りじゃない僕から見ても、つっこみどころが多かったのも気になりました。
タイトルからして、「国際社会から隔離されて行く日本」みたいな映画をイメージしていたんですが、それよりも、人と人とのつながりとか、親子愛、夫婦愛などに強く焦点が当たっていまして。
そういう意味で、少しスケールが小さくなってしまった印象になったのが残念でした。
これはおまけですが、竹山さんが良い役だったんですけど、意外にあっさり出番が終わっちゃったのがもったいなかったような。
あの役、もうちょっと終盤でも使えた気がしたんですけどね。
パニック映画というより、パニック時の人と人との信頼やつながりを観るつもりで行った方が楽しめる作品ではないかと思います。
☆こんな人におすすめ
・ウイルスパニック系映画マニア
・愛があれば大丈夫
・帰ってもうがいしない人
(’09 1月17日公開)